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地/震
土曜日の夕方、近くのヨーカドーにmと買い物に行った。レジで支払いを済ませると、mが買い忘れたものがあるというので、僕はレジ前の雑誌コーナーで彼女を待つことにした。雑誌を手にして読んでいると、なんだかふらふらする。その日は些か寝不足気味で、しかも朝早くから動き詰めだったもので、そのせいかな?とも思ったが、ふらふらは収まらない。…地震だ。けっこう長い。ゆぅらゆぅらと、とてもゆっくり揺れている。揺れ方からすると、離れた場所で大きい地震が起こったに違いない。地階でこんなにも揺れるのなら、それもかなり大きな地震が。見上げると天井から吊るされているポップがゆっくりと動いている。周りを見渡すと、同じように天井を見ている人が数人居た。それにしても長い。揺れが収まらない。もっと大きな揺れになるのかも、と心配になったので、mを探しに行ったが、彼女は見つからない。それに気が付くと、もう揺れている様子ではなかったので、とりあえずまた待ち合わせ場所で待つことにした。しばらくしてmが帰ってくる。「さっき地震あったろ?」「え?」。まったく気付かなかったという。「寝ぼけてたんじゃないの?」。そう言われると、じぶんの判断に自信がなくなってしまい、それでも、そうかなー、となんとも腑に落ちず帰途に。家に入ってテレビを見ると果たして、地震のニュースが。新潟で震度6強。マジですか? ゾッとした。

95年に京阪神を襲った大地震のときは神戸の実家に居た。二階の自室で就寝中、ひどい揺れに叩き起こされた。なんだかわけがわからなくって「あー」と声を出していたのは憶えている。揺れがおさまったときには、ベッドの上で普段なら絶対しないトンビ座りをしていた。この日から、僕には地震が世の中で一番怖いものになった。家の中は、倒れた家具などでどこもかしこもめちゃくちゃな状態。どういうわけだか、地震直後は電気も水道もガスもまだ使えた。母が異常に濃い紅茶をいれたから、はっきりと憶えている。冬の朝で、とても静かだった。テレビとラジオは点けっぱなし。しばらくしてブラウン管に映った、燃える神戸の街を見て絶句。なにこれ、これ神戸じゃない。火事はこのあたりまで延焼してくるんじゃないだろうか? 死者は2人。その時はあんなにまで増えるとは思ってもみなかった。それからしばらくは記憶がはっきりとしない。直後から夜となく昼となく余震、前震かも知れないと言われた余震、本震と同じ規模のものが来るかも知れないと言われた余震、そして余震。でも「余震」より恐ろしかったのは、余震が来るその直前に、はるかかなたから聞こえてくる、「ゴォォー」という地鳴り。聞けば冗談じゃなく、その場で動けなくなった。そういえば、夜は怖くて、いい歳して親と並んで寝た。

地震後に印象的だったことがらをひとつ書きます。電話のこと。下のCEATECに行った時のことを書いたテキストでも出てくるm氏とは当初、全く連絡がつかなかった。被害の大きかった東灘に住んでいたから余計に心配していました。かれの家に電話をかける。すると、呼び出し音も鳴らずにいきなり繋がり、聞こえるのは車の走行音と、遠くで鳴っている、いくつものサイレンの音だけ。何度かけてもそう。まるで、説明のまったくつかない現象に出くわしたみたいだった。あれはなんだったんだろう? ただ混線していただけだったのかな? それならかけた電話は一体どこに繋がったんだろうと、今でも思い出す度に不思議に思う。ちなみに、m氏とはその後、直接かれの自宅(まわりは潰れた家屋と瓦礫だらけで酷い状態だったけど、かれのマンションは奇跡的に無事だった)をたずね、ドアに「連絡ください」と貼り紙をして、やっと連絡がついた。地震直後から、勤め先の用意した社宅に避難していたという。元気で良かった。落ち着いたら戻るんですね。でも、そのもとのマンションには、二度と住むことはなかったけど。理由? 聞いたけど忘れた。


おそらくはきっと貴重な経験をしたのだろうけれど、僕はあんな経験をせずに済む人生の方がいいです。


文責:Perkyことvicke
# by perky_pat | 2004-10-25 22:24 | 日々徒然
平成+たぬき+合戦+ぽんぽこ=平成たぬき合戦ぽんぽこ
熊受難の年ですね。今年は異常気象のせいで、かれらの食料となるような木の実などが不作なのだそうです。食べ物を求めて人里に現れた熊が、毎日のように射殺、あるいは薬殺されています。生まれてそんなに経っていない小熊ですら。殺されなければいけなかったのかなぁ、と単純に僕は思ってしまう(捕獲後眠らせて山奥まで運んで放す基本方針をとっているという、京都のような地域もありますが)。

熊に限らず、世界は動物達にとっては、だんだんと住みにくい場所となっているようです。スタジオジブリの映画、『平成たぬき合戦ぽんぽこ』は、狸受難の物語です。話の筋は、自然豊かな山でニュータウン(多摩ニュータウンがモチーフらしい)開発が始まり、そこを逐われた狸たちが面妖な力を用いて人間たちに対して抵抗を試みる…といったところです。mが出かけていて、僕は家でひとり。暇を持て余し、そのとき偶々テレビでかかっていたのを観なければ、この映画のことを気に留めることはなかったでしょうね。じつはすごくおもしろかった。

ジブリの作品は有名どころはだいたい観ていますが、『平成たぬき合戦ぽんぽこ』というなんとも形容し難い題名のこいつはノーマークでした。平成?たぬきの合戦?それにぽんぽこ?なにそれ?っていう感じ。話は変わりますが、それにしても、たぬきってたぬきっていう口にする音(おん)もマヌケだけど、そこにただたぬきってひらがなで書いてあるだけで、マヌケ度/破壊度が2倍にも3倍にもアップしますね。映画を観ればこの題名の狂いっぷりもよく解るのですが、同時に、この題名でお客を逃しているような気もすこうしする。

映画では結局、抵抗は徒労に終わり、最後までたぬきは人間に打ち勝つことはできません。そしてかれらの大部分は、じぶんたちを人間の似姿にかえ、人間の習慣を学び、人間の世界に溶け込もうと方向転換をはじめます。文字どおり人間に化けるわけです。これを監督したのは高畑勲氏。ジブリの良くも悪くも顔である宮崎駿氏が、「人間が自然に勝ることはない」ことを、そのメッセージとして盛り込んだ作品をいくつかものしているのとは正反対です。どちらかと言えば、暗くて悲惨な話なのですが、演出が上手いんでしょうね。さらっと見せ、そうは感じさせない。そう、演出。この映画の肝は、演出にあると思います。

のちに借りて来たビデオで観たmもおもしろく感じたようです。彼女のような、ジブリ=宮崎映画が苦手な方もイケるかもしれません。


文責:Perkyことvicke
# by perky_pat | 2004-10-18 01:57 | 映画・ステージ
『牧場物語 ワンダフルライフ』

みなさん、ゲームってやりますか?
ゲームって言ってもいろいろありますけど、家庭用テレビゲーム一般、
いわゆるファミコンとかプレステのゲームの事です。

ここ数年ゲームから遠ざかっていた私ですが、最近再びゲームをはじめました。
タイトルは『牧場物語 ワンダフルライフ』(GC版)。
90年代後半にスーパーファミコンで第一作が作られた後、ずっと続編が作りつづけられている人気の牧場シミュレーションゲームです。1〜2作目までは相当やり込んだものですが、ざっと5年ぶりに新作をやってみると、システムが複雑によりリアルに進化していて、ちょっとびっくり。なんだかとってもバーチャル! 本当に自分がその牧場で暮らしているような気持ちになるんです。

私の毎日の牧場生活を紹介すると、こんな感じ。

 朝は5時くらいに起きて、まずは畑の水やりから。作物の状態を確認して、毎日少しずつ成長していく様子を見るのは嬉しいものです。収穫したらどうやって食べるか考えるのも楽しみだし。陽が昇ってきたら、今度は牛のお世話。厩舎にいる牛のミルクを搾ってから、空を見上げて今日のお天気をちょっと考えてみる。天気が良さそうだったら放牧しましょう。外に出してやった方が牛が喜びますからね。さて、今日の収穫分を出荷箱に入れたら、夕方までは自由時間。馬に乗って日課の散歩に出かけます。
 だいたい午前中からお昼過ぎになるまでは、近くの川で釣りをしてます。2〜3匹釣るのが目標。その後は仲良くなりたい人の家に、釣れた魚やそこらで摘んできたお花なんかを手みやげに遊びに行きます。小さい村だけに、近所付き合いは大切なのです。
 夕方になったら牧場に帰って、動物たちを厩舎に戻して夕方の乳搾り。可愛がって育てているとミルクの質が良くなるらしい。それから、また畑の水やり。朝より育っていて収穫できる日も。
 一日の仕事を終えて帰宅するのはだいたい7時くらい。お風呂に入ってすっきりしたら、さて晩ごはんの準備。畑で採れた野菜と自分で釣った魚を使った「さかなシチュー」なんかが元気が出て大好きなメニュー。晩ごはんの後は、酒場に一杯やりに行ってもいいんだけど、私はお酒はやらないのでゲーム中でもお酒はなし(笑)。表に出て愛犬と遊んだりして、朝が早いですからね、10時くらいになったらベッドに入ります。

ね、すごくリアルでしょ?
この世界にはちゃんと四季があって、冬には雪も降るんです。そうすると、なんだかぶるっとこっちも寒くなってくる。夜も暗くなってくると、独りで外にいるのがなんだか寂しい気持ちになってきます。こういう臨場感、それこそがこのゲームの独特な魅力なんだな〜と、久しぶりにプレイしてみてつくづく感じました。

いまでこそ、『ぼくの夏休み』や『どうぶつの森』など、自然の中でのんびりした空気を楽しめる「癒し系」ゲームって増えていますけど、『牧場物語』が登場した頃にはそういったものって他になかったように思います。初期の作品はもちろん今のようにリアルなグラフィックではなかったけど、ドット絵だった頃から『牧場物語』は他にはないちょっと独特の空気を放っていました。一応シミュレーションゲームなので、牧場を大きくしてお金を稼いだりしてもいいんだけど、別にしなくてもいいっていう自由さが新しかったんです。牧場は放っておいて、毎日魚を釣って暮らしても別にいいんです(笑)。敵を倒したり、点数をかせいだり、という分かりやすい目標をかかげたゲームばかりの中で、私は『牧場物語』の中でブラブラ過す時間がとても好きでした。ある空間の中で好きに過す、という発想はとても斬新で、その後に続く「癒し系」ゲームの大きな布石となったように思います。

このゲームは子供に遊ばせたい希有なゲームとして、いま子供のいるお母さんにたいへん人気があるそうです。私も子供がいたら一緒に遊びたいかも。今度プレイステーション2でも出るそうですよ。ゲーム嫌いなお母さんにもぜひお勧めしたいです。

あーあ、はじめて書いたブログがすごい長文になっちゃった。(^^;;

文責:Patことm

# by perky_pat | 2004-10-13 23:08 | 人形・おもちゃ
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雨ばかり。起きて外が雨天だとがっくり来ます。雨嫌い。

うちに昔いた猫の話です。かれも雨の日が大嫌いで、窓から外を眺めて雨が降っていると、雨をこちらの仕業だと思うのか、僕ら人間に文句を言いに来ました。ふたことみこと、ひとの顔を見ながら、にゃーだとか言うだけなんですけどね。無論そんなことをされても、「あーまた雨が降ってるのかー、鬱陶しいよね(でも僕らを恨むのはお門違いだよ)」と、返してアタマでも撫でて慰める以外は、なんともしてやることはできないのですが。でもかれは文句を言うと気が収まるみたいで、そのあとはお気に入りのソファで寝るのがいつものパターンでした。さて、雨降りの日、僕は誰に文句を言いに行こう?

どこへ行くのにもなにがしかのカメラを携帯していきます。でも雨降りの日は、その持ち出すカメラの選択にはいつもよりもほんの少し気を使います。なにせ精密器機ゆえ、ぬれるとマズイものも多いので。とはいっても実際は、カメラがびしょびしょになるような状況で撮影することなんてのは、まずないんですけどね。それでも、JIS基準なん級かの防水/滴機能が施してあるオリンパスのμIIを買ってからは気を使わなくてよくなりました。これ雨の日カメラ。


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ごめんなさい、買い物に行っていまして中座しました。夕方まで断続的に降っていた雨が上がったようで、出る時は傘要らないかな、と思ったのですが、一応持って出ました。このあいだ○Iのセールで購入したばかりの新しい傘なので、持つのが嬉しいのもあるのだけれど。買い物を済ませ店を出ると、外は何時の間にか大雨。傘持って来てよかったです。ぬれながら雨の中を小走りで行く、傘を持たないひとが何人もいました。

いつものようにカメラも持って行きましたが、なにも撮りませんでした。「雨の日カメラ」まで持っているのに、雨の日に外出先でなにか撮影するなんて、じつは僕は殆どしないもので…;-)。カメラはあると安心なので、どうやら持って出てるだけみたい。お守りみたいなもんでしょうか。


文責:Perkyことvicke
# by perky_pat | 2004-10-12 20:43 | 日々徒然


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