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二〇〇四
ここ数年は毎年末、あるサイトに個人的なベスト10(対象は、その年購入したCDなど音楽が主ですが、実際はなんでも可)をコメントと共に提供しています。以下はぼくの2004年度のエントリー。順不同:


1. LUCIFER RISING Original Motion Picture Soundtrack / Music by Bobby Beausoleil (ARCANUM ENTERTAINMENT 2004 AECD0001)
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ケネス・アンガーのフィルム、『ルシファー・ライジング』につけられた音楽は、そのバージョンごとにいくつかあるようですが、一部好事家(だれやねんしかし)にもとてもウケが良いのがこのボビー・ボーソレイユとザ・フリーダム・オーケストラ(The Freedom Orchestra)版のサウンドトラック。実際『ルシファー〜』の今のところの最終バージョンに使われています。ボーソレイユのバックグラウンドなどは省きます。でもここで聴けるのは、60年代末と70年代末におけるかれの仕事です。ボーソレイユ版の『ルシファー〜』サウンドトラックのレコードは、ブートレッグや正規盤(?)で幾度かこれまで世間に出ており、ぼくもそのうちの1枚を所有していますが、今回のこれは、かれがフリーダム・オーケストラ以前、60年代の終わりに参加していたふたつのグループ、ジ・オルクストラ(The Orkustra)やザ・マジック・パワー・ハウス・オブ・オズ(The Magick Power House of Oz)の演奏が聴けるというので購入したのでした。レコ屋で、ある映画のサントラをさがしていた時に、たまたま見つけたものです。誰が買うんだろ。ぼくを待ってたのかな? ぼくが買いましたが。CD2枚組み。パッケージもブックレットもそれなりに丁寧につくられていると思います。ブックレットのテキストを読めば、ボーソレイユとその周辺についての伝説、正確に言えば、個人的に長年ひたすら怪しいと思っていた事柄が、すべてじつは真実であったということがわかり、それは驚愕的な収穫でした。マスターから新たにデジタル・リマスターしたというCDの音自体は、10年ほど前に買ったブートまがいのCDの音と違いがわかりませんでしたが。中身に行きましょう。フリーダム・オーケストラの音楽は豊かで、成熟した印象があり、でもまた硬質で、ストイックさも感じます。ほんとうにすばらしい音楽です。しかし、オルクストラやマジック・パワー・ハウス・オブ・オズにおける、若いころのボーソレイユの音楽はなんというか、当たり前なのかも知れませんが、青く、貪欲で、でもユーモラスで、さらにはなんだか聴いていると「ダマされているんじゃないかしら?」などと、なぜか知りませんが思ってしまう不思議なシロモノです。でもどちらを聴いてもわかることは、ボビー・ボーソレイユという男が、とても才能に恵まれた音楽家であるということです。チャールズ・マンソンもそうですが、もしもかれの前に適切なタイミングとチャンスがあったならば、もしかして成功したミュージシャンとして、かれ(ら)の名前を知っていることもできたのかな? なんて、少し考えてしまいます。順不同と言いましたが、実質はこれがベスト1ですね。
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2. DOLL IN THE BOX / CRISTINA (ZE RECORDS 2004 ZEREC.CD11)
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これと次の2nd "SLEEP IT OFF" は以前持ってました。どちらのアルバムも大好きでした。いまは手元にはありませんが。手元にない理由がどうしても思い出せません。それらがCDで再発です。2枚とも購入。まずは1stから。ジャケット(どうでもよい話だが、これはぼくの記憶にあるジャケットのデザインと違う)の下着女がクリスチーナ。女はハーバード大卒であり、そのオツムは200に手が届きそうなぐらいのIQらしくて、しかもZE RECORDSのオーナーのオンナ。以上は渋谷タワレコの、祝 ZE RECORDS オールドカタログ大再発特別設置試聴機コーナー(仮称)横のポップより得た情報。ぜんぜん知らなかった。でも、ZE RECORDSオーナーのオンナという点を除いては、米ライス国務長官とかわらないような気がする。それにライス女史って、ピアノの腕はプロ級らしいですし。リチャード・ストレンジ(ドクターズ・オブ・マッドネス)が言ったという、「世が世ならばクリスチーナはマドンナになりえた」とのコメントが、丁寧な仕事を施されたブックレット(デジパック仕様のジャケットも丁寧な仕事しています)にのっていますが、「世が世ならば」の部分はもっと思いっきり意訳して平ったく言うならば、「もっとこの世がとんでもなければ」ということ。ひっくり返せば、クリスチーナがマドンナになることなんてできなかった、ということでしょう。マドンナにあって、クリスチーナにないもの、それは歌声の「メジャー感」だと思います。多くのひとが受け入れてしまう、ゆるぎなきもの。もしかしたら、それはただの単なる声質のちょっとした違いなのかもしれません。でも、ひとはなにについても「メジャー感」を敏く感じ取るものだと思います。なので、この世で彼女がマドンナになれた可能性はやはりゼロ。そんな声でズンドコDISCOミュージックをバックにやけっぱち気味に延々と歌う。もうすばらしい。ファーストシングル他のボーナストラックも+5曲。1980年発表。
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3. SLEEP IT OFF / CRISTINA (ZE RECORDS 2004 ZEREC.CD12)
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ZE RECORDS といえば、コントーションズ。コントーションズといえば、ジェームズ・チャンス。かれもサキソフォーンで1曲参加。そうかと思えば、ある曲がもろ SUICIDE の2ndのトラックぽくて笑えます。クリスチーナの2nd。1stもイイが、2ndは傑作かつ名作。DISCOも健在ですが、1stにくらべるとズンドコ色は薄いかも。1stと2ndどちらを買うか迷っているのなら、この2ndを購入することをお勧めいたします。故ロバート・パーマーprod.の2曲を含む計6曲のボーナストラック付きで名盤のレベルがさらに上がっています。1984年発表。もうひたすらすばらしい。久々に聴いて、その日はちょっと血が騒ぎました。機会があるならば、いちどダマされたと思って聴いてみてください。
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4. SECRET WARS / ONEIDA (JAGJAGUWAR 2003 JAG60)
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こいつと次の ariel pink のレコードは、試聴機でしつこいぐらいに聴き倒して、それから買うことを決めました。ぼくもmも持ち物が多いことから、本やレコードの類いはもうあまり買わないようにしているので、昔だったら気軽に買っていたようなシチュエーションでも、とても時間をかけリサーチし(ホントかよ)、CDならば試聴機に入っているものであれば、購入すべきものか否か、それはそれは時間をかけて吟味するようになりました。それにもう外れは引きたくないし。ニューヨークはブルックリンのギター、キーボード、ドラムズのトリオ。けっこうキャリアのあるバンドらしいのですが、このごろ、新しい音楽なんてものにはほとんど興味を失っていたものですから、まったく知りませんでした。ジャケットのグラフィックが素敵だったので試聴機のヘッドホンを取ったのですが、1、2曲目を流して聴いて当たりだと直感しました。聴いていると発作的な笑いを誘われる音楽は大好きです。試聴機の前でヘッドホンを耳にひっかけながらゲラゲラ笑うヤツって、客観的に見るならば相当変かも知れません。余談ですが、2004年試聴機で聴いていちばん笑ったのが、トム・ウェイツの新譜。初っ端があの声でラップで、すさまじくて聴いているあいだじゅう笑いどおしでしたが、決め手に欠けたので買いませんでした。閑話休題。ゲラゲラ笑えてかつ、長く聴けそうな気がした(これも最近とても重視している点です)ので、買いました。バンド名のONEIDAなんて、音(on)がぼくの名字にも少し似てるし。でもこれ実際はニューヨーク州の地名らしいです。家に帰って改めてじっくり聴きましたが、やっぱり(大当たりというわけではないものの)当たりでした。歪みとうねりと痙攣のロック。あっ、ロックには、歪みうねり痙攣は必須でしたね。昔なら他のアルバムも即行で買ったでしょうが、試聴機でじっくり聴けない限りは、今は恐くてできません。 ONEIDASITE : www.enemyhogs.com
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5. ariel pink's haunted graffiti 2 THE DOLDRUMS / ariel pink (Paw Tracks 2004 PAW4)
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ariel pink は、まったく知らなかったミュージシャンですが、ロサンゼルスに在住し、ひとりでいわゆる宅録(YAMAHA MT8 cassette のクレジットあり)をして、それをCD-Rに焼いては地味に販売しているようなことをしている人なんだそうです。ほんと、作った音楽がすぐにCD-Rに焼けて販売できるなんて、良い時代になったものです。で、その ariel pink のCD-Rがひょんなことからどこぞのなんとかさん(氏素性及名前失念)という御仁の手に渡り、その御仁はびっくりして、自らのレーベルから、かれのそれまでのCD-R作品郡をちゃんとしたCD盤にして発売…。と、表層だけきけばシンデレラストーリーですね。ぼくもこんな音楽が記録されたCD-Rを手に入れればびっくりするだろうなぁ。だからといって、ぜひウチのレーベルから出させてくれたまえ、とコンタクトをとるかどうかはわからないけれども。そもそもレーベルなんか持ってないし。作詞作曲、それとひとりですべての楽器をあやつり、録音、そしてトラックダウンしてコンピュータに取り込み、CD-Rに焼いて、ジャケットデザインもおそらく自分でやって、パッキング。んで、それを近場のレコ屋に持っていき、頭を下げて置いてもらう。もしかすると、納品書なんかも律儀に置いていくのかもしれない。考えてみればすごい労力です。肝心の音ですが、サビ→サビ→イントロ→サビとか、アウトロ→アウトロ→サビ→イントロ→サビ→針飛びとか、こんなふうにいろんなフレーズがまったく何の脈絡もなく出てきては消えて1曲が構成されています。しかもその曲のほとんどは80年代のどポップを思わせます。キラキラ輝いていて、どの曲もとってもまぶしいです。でも好き嫌いあるかも知れないな。とにかくぼくはひじょうにツボにはまったレコードでした。どう例えたらいいかじつはよくわからないのですが、裸のラリーズの水谷さんが、スーサイドとクロームの連中をバックに、アレクサンダー・スペンスの『オアー』をまるまる1枚カバーしている感じでしょうか。ラリーズすきなひとは、聴いて面白いと思うのでは。ところで、買ってしばらくあとで知ったことですが、P-VINEから日本盤が出ているようです。若いひとみたいですね、ジャケットの写真見る限りでは。まぁ、ジャケットに写っているから本人、という保証はどこにもありませんが。「ariel pink's haunted graffiti 2」という題名どおりで、他にタダの「ariel pink's haunted graffiti」もリリースされているようです。これも見つけたら買おうと思っています。
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6. BLIND FAITH / BLIND FAITH (POLYDOR 1969)
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「盲信」「盲目的な信頼」。名盤として絶対に名前の挙がるブツです。高校生ぐらいのころは、このレコードのことはピンときませんでした。そんな作品は当時はたくさんあったわけですが。これに関しては、もしかすると20代も半ばを過ぎるころまで良く分かっていなかったかもしれません。歳を経ると良さがわかる音楽も多いです。いまではとてもすきなレコードのうちのひとつです。深夜にリチャード・ギア主演の、ベトナム戦争時代のアメリカを舞台にした、『ファンダンゴ』という映画が放送されていたのですが、そのラストで、ウイスキーの瓶をかかげたギアのシルエットの止め絵のバックに突然「Can't Find My Way Home」が流れたのです。みたとたん、全身に電流が走りました。翌日からコイツを引っぱり出してきて、それからしばらくのあいだ聴いていました。晩夏によく合います。
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正誤表(2005年2月5日記)
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(誤)リチャード・ギア → (正)ケヴィン・コスナー
(誤)ウイスキー → (正)シャンペン




7. 24 - Twenty Four season i-iii
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24時間戦えますか?という歌が昔あったけれども、ここに居ますよ。「オブコース!」と、オロナミンCも飲んでないのに胸を張って言いそうな連中が。アメリカ製のTVドラマ。24時間のあいだにどれだけ無茶なことができるか? JACKというサイコが最高な主人公(韻を踏んでみました)。mとハマりにハマる。シーズンiiiなんて、DVDBOX買ってしまいました(←ちょっとアホ)。



8. 連鎖犯罪/逃げられない女(1996 米)
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その『24』でJACK役のキーファー・サザーランド(ドナルド・サザーランドの息子)がJACK以上にチョーヤバいサイコ野郎に扮して、リース・ウィザースプーン演じるところの真性アバズレと命がけの追っかけっこをする映画。『赤ずきんちゃん』がモティーフでしょう。邦題の『連鎖犯罪/逃げられない女』なんて、いかにもC級サスペンスドラマっぽいですが、ところがどっこい(死語)、中身は非常に非常にブラックな映画。だからひとによってはコメディとみるかも。確かにこれはキーファー・サザーランドのフリークっぷりを思いきり笑う映画なんじゃないかしら。夏頃深夜にTV東京でかかっていて、『24』にハマっていた我々は、キーファーが出るならC級サスペンスでもガマンして観るかぁ、と期待もせず臨んだところ、あっさりと裏切ってくれたのでした。リース・ウィザースプーンもとてもいい。



9. ヨン様
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自分のなかでは確実に2004年度の流行語大賞です。ヨン様を見れば、優男だったころの自分を思い出します。「チョ〜気持ちいい!!」なんて言ってるガキはおととい来やがれです。



10. M.I.A.(Mobilesuit In Action 〜 モビルスーツ・イン・アクション)
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いわゆるガンダム世代です。ご多分にもれず子供の頃は、ガンダムのTV放送を観て、また、ガンプラ(=ガンダムのプラモデル)を作ったクチです。バンダイから「モビルスーツ・イン・アクション(以下M.I.A.)」というシリーズの、簡単に言えば、完成塗装済みのガンプラというところでしょうか、とにかくフィギュアが販売されており、その存在はかなり前から知っていたのですが、すっかりオトナになってしまったぼくは、「ふうん」てな感じで全く興味は持っていませんでした。ところが、秋口にネットで調べものをしていた時に、偶然 M.I.A. のファンサイトにぶち当たり、調べものを中断して思わず読みふけってしまったのですが、ひととおり読み終わったころには、すっかり、ひとつ買ってみてもいいんじゃない??…というような気になっていました。その日の内に近くにある模型屋に行って、「量産型ザク」を手にとってしげしげとながめました。1500円もしない。けして払えない金額ではありません。ほんとに購入して帰ってしまったのがマズかった。今では他に「シャア専用ザク(通称:シャアザク)」、「ドム」が手元にあります。とりわけドムなどあきれるほどよく動くので、手に入れた日はそれこそ時間(と歳)を忘れて遊びました。「グフ」もほしいし、「旧ザク」も「ズゴック」もほしい。コレクションはまだ増える予感。泥沼…。



さてさて今年はどうなることやら。


文責:Perkyことvicke
# by perky_pat | 2005-01-05 19:50 | 音楽
スーパー蚊

普通、蚊というのは夏に出るものと相場が決まっているが、ほぼ1年中蚊が出ると言うパワースポットが存在します。それがどこかというとウチです。ええ、私の家。

私の家はマンションの5階にありますが、蚊がでないのは12月から2月くらいまでの3カ月程度。残りの9カ月はずっと蚊に襲われているんです。世の中えてしてそんなものなんだろうと思っていたのですが、あるとき他の人に聞いてみたらとそれは変!異常!だと言われました(汗)。考えて見ると5〜6年前はこのマンションにこんなに蚊はいなかったような気もする。ここ数年でやたら蚊が長生きするようになったんでしょうか。

そもそも、1〜2階に住んでいるのならいざしらず、蚊も5階までよく飛んでくるよな〜と感心していたのですが、ちょっと考えてみると4階のベランダの前に張り出しがあるのです。今年の夏にそこでパイプ清掃をした後、10日間ほどは蚊の出現数が減ったということもあって、どうもその張り出しで蚊が繁殖しているように思われるのです。

蚊というのは通常1〜3階くらいまでの高さが行動範囲と聞いた事がありますが、何年か前のある時、非常に生命力の強い蚊が一匹、4階の張り出しにたどりついたのかもしれません。そのロビンソンクルーソーのような蚊、仮に「蚊助」とでもしておきましょう。彼/彼女の子孫は始祖の持っていた強い生命力というDNAをパワーアップさせつつ数百代にわたる繁殖を続け、4階から上の住人を日々襲っているのかもしれません。彼等が地上へ降り立つ日があったなら、由緒正しき「蚊助」一族は新種のスーパー「蚊」として地上の「蚊」を全滅させちゃったりするかも。。。虫眼鏡で張り出しを良く観察したら「初代蚊助」の銅像くらい建ってるかもなぁ。

なんて話をしてたところ、つい1週間くらい前にも蚊が飛んでいるのを見かけました。刺されなかったので弱ってるのかもしれないけど、去年よりさらに長生きになっているような気がする。恐るべき生命力!!5階でこれだけ出るのだから4階の住人なんかもっと悲惨だろうな。最近このマンションに空き部屋が多いのも、もしかしたら「蚊」のせいだったりするのかも。(^^;;;

あなたの部屋には何ヶ月くらい出ます蚊?(おやじギャグ)

文責:Patことm
# by perky_pat | 2004-12-13 20:05 | 日々徒然
穴/HOLES

■2003年/アメリカ■監督:アンドリュー・デイビス
http://dvd.eigaseikatu.com/dvd/148809/

シュールなタイトルとイメージ写真で前から気になっていた映画。
ツタヤのタダ券があったので借りてみました。

 お話は運の悪い少年が、無実の罪で砂漠のまん中の少年矯正施設に送られるところからスタートするのですが、のっけからおもしろい。
 少年の家系は100年前から呪われているという言い伝えがあり、過去のご先祖樣のおとぎ話めいたストーリーと現実の少年のストーリーが、交錯しながら語られていく樣は、マジックリアリズムを思わせる雰囲気になっています。この時空を越えたストーリーは、最終的にひとつに繋がり、大団円を迎えることになります。
 ストーリー自体はかなりブラックなのですが、もともと子供向けの人気小説だったそうで、かしこい子供が機転と勇気で悪い大人をやっつけて、最終的に子供の夢が全てかなうあたり、見終わった印象は「ホーム・アローン」に近いものでした。ディズニー製作の映画だけあってストーリーは王道なんですよね。でも、演出にちょっとアンダーグラウンドが入っていて「ホーム・アローン」in「ホーリーマウンテン」という感じでしょうか(笑)。とてもセンスのあるおもしろい作品だと思いました。

 ちなみに役者も個性派ぞろいで、ジョン・ボイトのちょっと間抜けなカウボーイ役(「真夜中のカウボーイ」のパロディ?)が良く似合ってました。この人は最近、映画出演多いですね。見る映画見る映画、しょっちゅう出てます。つい最近見た中では「フランダースの犬」とか(笑)。娘が売れてるおかげなんでしょうか。
 それから好きな女優の一人、パトリシア・アークエットが、伝説の女強盗役で出ていました。この人はこういう、ちょっとキレちゃってる役が似合いますね。女版ゲイリー・オールドマンという感じでしょうか。この人の出ている映画はおもしろいものが多いように思います。
 あとはシガニー・ウィーバーが所長役で、「スノーホワイト」の継母役をおもわせるサドっぷりを発揮していました。ジョン・ボイトと並ぶと雰囲気が似ていて良いコンビでした。
 子供たちも魅力的ないい顔の子が揃っていて良かったです。

 地味だけどいい映画を見つけると、なんか得したような気分で嬉しくなります。夜中にやってる映画とか、おもしろいのが結構あるし。そういうのを見つけたらここに書こうと思います。

文責:Patことm
# by perky_pat | 2004-11-18 19:52 | 映画・ステージ
いぬねこにはなしかけること
すこし前のことになるが、地震後、避難を強いられていたひとたちに、一時帰宅が許されたというニュースをみた。許される滞在時間は2時間。必要な荷物類を取り出し、めちゃくちゃになった家から出て来たある女性の脚に、歳をとった猫がまとわりついていきて、飼い猫なんだろうね。女性は、「ごめんね、連れて行けなくって。また帰ってくるからね」と話し掛けている。犬や猫などのペットを置いて避難せざるを得なかったひともたくさん居る。つぎに帰ってこられるのはいつだろう。

それをみて、思い出した。学生のとき、ゼミの先生(いわゆる恩師っちゅうやつね)の家に何度か訪れる機会があった。高台にある住宅街のなかの一軒家。ちいさいけれど、芝生がしかれた庭があって、雑種のおおきな白い犬が飼われていた。その庭での恒例の夏のバーベキューの時のこと。怖いドイツ人の奥さんから「開けるな」ときつく言われているワインを何本も空にし、その場に居たやつは、犬以外全員酔っ払っていた。炎天下でなにが可笑しいんだか、みんなげらげら笑ってる。笑ってるおれたちに向かって犬が、「ワンワン」とふたことほど吠える。後輩の女の子が「どしたの? お腹減ったの?」なんて犬に訊いてやってる。横でしこたま肉を焼かれりゃ、そりゃきっとたまらないだろう。鳴きもする。犬がまたひとことふたこと吠える。「先生、これあげてもいいですか?」。女子は、自分の皿に載っていた肉片をフォークの先に突き刺しそれを掲げて師に問うた。その肉は、犬のものになった。

その後、またアルコールを口に含みつつ、おれたちは途切れなく酔い、先生を中心に談笑していたが、何を話してたんだかさっぱり憶えていない。でも次の言葉ははっきりと記憶している。その言葉を聞いた女の子たちが、非難の声をあげたことも憶えている。「犬とか猫とかに話し掛けるやつの気が知れん」。我が恩師の言葉です。耳にしたその瞬間、かれを尊敬する気持ちがそれまでよりも小さくなりました。先生の言葉の意は、なにを言ってもやつら犬猫畜生共には解る筈がない、ということなのでしょう。抽象的な物言いになりますが、かれはすごいひとだったので、おれはかれをずっと尊敬していたのです。ですが、おれがそのまさに「犬とか猫とかに話し掛けるやつ」だったので、不意に、ド真ん中に直球を投げられたように感じ、猛烈に反発を覚えたのでした。それと、なーんだ、そんなひとだったの、とも思いました。底が見えたような気がしたのかもしれません。しかし、今考えると、おれもまだまだアオかったし、また先生にしても、そういうことわざと言ってもおかしくもなんともない御仁だったのですが。それにあの時は酔っぱらってたしねー。トンカツやお蕎麦を幾度か奢ってもらったこともあるし、それになにより、出来の悪い弟子だったおれを卒業まで面倒見てくれたひとでもありますので、じつのところ、今でも足を向けて寝られないのですが。

でも、「犬とか猫とかに話し掛けるやつの気が知れん」の件。それで思ったこと。生まれて物心ついたころには、うちには犬がいた。なので、動物に話し掛けるという行為は、おれにとってはごく当たり前というか、当たり前すぎて、笑うかも知れないけれど、おれはそれまで、ひとは皆、犬や猫に話し掛けるものだとずうっと思っていたフシがある。ヒトの言語体系と、動物のそれとは同じだとは思わない。それに犬や猫を見ていると、音声以外の手段(スキンシップ、アイコンタクト、テレパシー??etc.)でコミュニケーションを取っていることの方が多いように見える。しかし、かれらはおそらく、人間と暮らすことにより、多少なりとも人間の「言葉」や習慣を学ぶし、反対におれたちヒトは、かれらの「言葉」や習慣を学ぶ。お互いそういうふうにして、すこしづつ「語彙」を増やして行くのではなかろうか? 犬や猫が家に居たことのある方ならば解るかも知れないけれど、かれらの学習能力は(思っているよりも)非常に高い。こちらがなにがしかのアクションをとれば、律儀にかれらはちゃあんとリアクションする。話し掛ければ、かれらだって、「言葉」を返してくる。

「犬猫に話し掛けるなんて…」と思うあなたも、どうぞかれらに話し掛けてやってください…にゃんにゃん。


文責:Perkyことvicke
# by perky_pat | 2004-11-05 21:07 | あにまるs


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