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熊受難の年ですね。今年は異常気象のせいで、かれらの食料となるような木の実などが不作なのだそうです。食べ物を求めて人里に現れた熊が、毎日のように射殺、あるいは薬殺されています。生まれてそんなに経っていない小熊ですら。殺されなければいけなかったのかなぁ、と単純に僕は思ってしまう(捕獲後眠らせて山奥まで運んで放す基本方針をとっているという、京都のような地域もありますが)。
熊に限らず、世界は動物達にとっては、だんだんと住みにくい場所となっているようです。スタジオジブリの映画、『平成たぬき合戦ぽんぽこ』は、狸受難の物語です。話の筋は、自然豊かな山でニュータウン(多摩ニュータウンがモチーフらしい)開発が始まり、そこを逐われた狸たちが面妖な力を用いて人間たちに対して抵抗を試みる…といったところです。mが出かけていて、僕は家でひとり。暇を持て余し、そのとき偶々テレビでかかっていたのを観なければ、この映画のことを気に留めることはなかったでしょうね。じつはすごくおもしろかった。 ジブリの作品は有名どころはだいたい観ていますが、『平成たぬき合戦ぽんぽこ』というなんとも形容し難い題名のこいつはノーマークでした。平成?たぬきの合戦?それにぽんぽこ?なにそれ?っていう感じ。話は変わりますが、それにしても、たぬきってたぬきっていう口にする音(おん)もマヌケだけど、そこにただたぬきってひらがなで書いてあるだけで、マヌケ度/破壊度が2倍にも3倍にもアップしますね。映画を観ればこの題名の狂いっぷりもよく解るのですが、同時に、この題名でお客を逃しているような気もすこうしする。 映画では結局、抵抗は徒労に終わり、最後までたぬきは人間に打ち勝つことはできません。そしてかれらの大部分は、じぶんたちを人間の似姿にかえ、人間の習慣を学び、人間の世界に溶け込もうと方向転換をはじめます。文字どおり人間に化けるわけです。これを監督したのは高畑勲氏。ジブリの良くも悪くも顔である宮崎駿氏が、「人間が自然に勝ることはない」ことを、そのメッセージとして盛り込んだ作品をいくつかものしているのとは正反対です。どちらかと言えば、暗くて悲惨な話なのですが、演出が上手いんでしょうね。さらっと見せ、そうは感じさせない。そう、演出。この映画の肝は、演出にあると思います。 のちに借りて来たビデオで観たmもおもしろく感じたようです。彼女のような、ジブリ=宮崎映画が苦手な方もイケるかもしれません。 文責:Perkyことvicke #
by perky_pat
| 2004-10-18 01:57
| 映画・ステージ
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みなさん、ゲームってやりますか? ゲームって言ってもいろいろありますけど、家庭用テレビゲーム一般、 いわゆるファミコンとかプレステのゲームの事です。 ここ数年ゲームから遠ざかっていた私ですが、最近再びゲームをはじめました。 タイトルは『牧場物語 ワンダフルライフ』(GC版)。 90年代後半にスーパーファミコンで第一作が作られた後、ずっと続編が作りつづけられている人気の牧場シミュレーションゲームです。1〜2作目までは相当やり込んだものですが、ざっと5年ぶりに新作をやってみると、システムが複雑によりリアルに進化していて、ちょっとびっくり。なんだかとってもバーチャル! 本当に自分がその牧場で暮らしているような気持ちになるんです。 私の毎日の牧場生活を紹介すると、こんな感じ。 朝は5時くらいに起きて、まずは畑の水やりから。作物の状態を確認して、毎日少しずつ成長していく様子を見るのは嬉しいものです。収穫したらどうやって食べるか考えるのも楽しみだし。陽が昇ってきたら、今度は牛のお世話。厩舎にいる牛のミルクを搾ってから、空を見上げて今日のお天気をちょっと考えてみる。天気が良さそうだったら放牧しましょう。外に出してやった方が牛が喜びますからね。さて、今日の収穫分を出荷箱に入れたら、夕方までは自由時間。馬に乗って日課の散歩に出かけます。 だいたい午前中からお昼過ぎになるまでは、近くの川で釣りをしてます。2〜3匹釣るのが目標。その後は仲良くなりたい人の家に、釣れた魚やそこらで摘んできたお花なんかを手みやげに遊びに行きます。小さい村だけに、近所付き合いは大切なのです。 夕方になったら牧場に帰って、動物たちを厩舎に戻して夕方の乳搾り。可愛がって育てているとミルクの質が良くなるらしい。それから、また畑の水やり。朝より育っていて収穫できる日も。 一日の仕事を終えて帰宅するのはだいたい7時くらい。お風呂に入ってすっきりしたら、さて晩ごはんの準備。畑で採れた野菜と自分で釣った魚を使った「さかなシチュー」なんかが元気が出て大好きなメニュー。晩ごはんの後は、酒場に一杯やりに行ってもいいんだけど、私はお酒はやらないのでゲーム中でもお酒はなし(笑)。表に出て愛犬と遊んだりして、朝が早いですからね、10時くらいになったらベッドに入ります。 ね、すごくリアルでしょ? この世界にはちゃんと四季があって、冬には雪も降るんです。そうすると、なんだかぶるっとこっちも寒くなってくる。夜も暗くなってくると、独りで外にいるのがなんだか寂しい気持ちになってきます。こういう臨場感、それこそがこのゲームの独特な魅力なんだな〜と、久しぶりにプレイしてみてつくづく感じました。 いまでこそ、『ぼくの夏休み』や『どうぶつの森』など、自然の中でのんびりした空気を楽しめる「癒し系」ゲームって増えていますけど、『牧場物語』が登場した頃にはそういったものって他になかったように思います。初期の作品はもちろん今のようにリアルなグラフィックではなかったけど、ドット絵だった頃から『牧場物語』は他にはないちょっと独特の空気を放っていました。一応シミュレーションゲームなので、牧場を大きくしてお金を稼いだりしてもいいんだけど、別にしなくてもいいっていう自由さが新しかったんです。牧場は放っておいて、毎日魚を釣って暮らしても別にいいんです(笑)。敵を倒したり、点数をかせいだり、という分かりやすい目標をかかげたゲームばかりの中で、私は『牧場物語』の中でブラブラ過す時間がとても好きでした。ある空間の中で好きに過す、という発想はとても斬新で、その後に続く「癒し系」ゲームの大きな布石となったように思います。 このゲームは子供に遊ばせたい希有なゲームとして、いま子供のいるお母さんにたいへん人気があるそうです。私も子供がいたら一緒に遊びたいかも。今度プレイステーション2でも出るそうですよ。ゲーム嫌いなお母さんにもぜひお勧めしたいです。 あーあ、はじめて書いたブログがすごい長文になっちゃった。(^^;; 文責:Patことm #
by perky_pat
| 2004-10-13 23:08
| 人形・おもちゃ
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雨ばかり。起きて外が雨天だとがっくり来ます。雨嫌い。
うちに昔いた猫の話です。かれも雨の日が大嫌いで、窓から外を眺めて雨が降っていると、雨をこちらの仕業だと思うのか、僕ら人間に文句を言いに来ました。ふたことみこと、ひとの顔を見ながら、にゃーだとか言うだけなんですけどね。無論そんなことをされても、「あーまた雨が降ってるのかー、鬱陶しいよね(でも僕らを恨むのはお門違いだよ)」と、返してアタマでも撫でて慰める以外は、なんともしてやることはできないのですが。でもかれは文句を言うと気が収まるみたいで、そのあとはお気に入りのソファで寝るのがいつものパターンでした。さて、雨降りの日、僕は誰に文句を言いに行こう? どこへ行くのにもなにがしかのカメラを携帯していきます。でも雨降りの日は、その持ち出すカメラの選択にはいつもよりもほんの少し気を使います。なにせ精密器機ゆえ、ぬれるとマズイものも多いので。とはいっても実際は、カメラがびしょびしょになるような状況で撮影することなんてのは、まずないんですけどね。それでも、JIS基準なん級かの防水/滴機能が施してあるオリンパスのμIIを買ってからは気を使わなくてよくなりました。これ雨の日カメラ。 -- ごめんなさい、買い物に行っていまして中座しました。夕方まで断続的に降っていた雨が上がったようで、出る時は傘要らないかな、と思ったのですが、一応持って出ました。このあいだ○Iのセールで購入したばかりの新しい傘なので、持つのが嬉しいのもあるのだけれど。買い物を済ませ店を出ると、外は何時の間にか大雨。傘持って来てよかったです。ぬれながら雨の中を小走りで行く、傘を持たないひとが何人もいました。 いつものようにカメラも持って行きましたが、なにも撮りませんでした。「雨の日カメラ」まで持っているのに、雨の日に外出先でなにか撮影するなんて、じつは僕は殆どしないもので…;-)。カメラはあると安心なので、どうやら持って出てるだけみたい。お守りみたいなもんでしょうか。 文責:Perkyことvicke #
by perky_pat
| 2004-10-12 20:43
| 日々徒然
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blogの作法というものがあるのかないのかわかりませんが、blogというもののテキストというのは、短くビシリとキメるものであるらしい。それが粋ってなもんなんでしょうか? そうやるとクールなんでしょうか? きゃーかっこいい、ice ice iceって感じ? mに「あなたの文章は長い」と言われた。共同でやりましょうとはじめたのに、「書くことがない」とちっとも書かないきみのかわりに書いているんじゃあないか、おれは。なれば必然的に長くなるでしょう?? 書くことがない?? 書くことなんてなんでもいいのよ、書くことなんて。おれなんてじぶんのサイト用に書くときも、なにも見当つけないままいきなり書きはじめること多いよ。現に今だってそうだし。ほら、よく作家なんかが口にする、「主人公がかってに動き出す」状態、あれを待てばいいのよ。書いてればななんとでもなるよ。継続は力なりというでしょ。あ、ちょっと違うか。閑話休題、まずは一文書いてみましょう。
○ 「きょうわたしはマルエツへ買い物に行きました」 はいよくできました。ここではマルエツだけど、マルエツでもヨーカドーでもマルイでもとうきゅうでもサンバードナガサキヤでもなんでもいい。きみの好きなスーパーでいいんです。べつにその日マルエツに行った事実がなくてもいい。ウソ書いてもそんなのわかるひとなんか居ないって。 ○ 「買い物の帰りに向かいの本屋に寄りました」 おお、ほうらいいじゃないの! 読者のみなさんに何かが起こるよか〜んみたいなものを期待させるこの文章! そこで立ち読みでもした本のことでも書きゃいいのよ。おもしろかったとか、つまらなかったとか、こんなことが書いてあったとか、読んでこういうふうに思っただとか。 ○ 「立ち読みした『すてきな奥様』に、美味しそうな芋の煮っ転がしの作り方が書いてありました」 おわり そうそうそう、これだけでいいのよ。グッジョブグッジョブ! 言っておいたほうがいいかな、前提として、ここでは一応「読者」というものの存在を想定している。読んでもらうこと。そして楽しませること。且つなにがしかの情報を与えること。websiteもそうですが、weblogも、これを全て、あるいはそのうちの何れかひとつをする場です。上の例では、「美味しそうな芋の煮っ転がしのつくりかた」が、『すてきな奥様』誌に書いてあるという情報を読者のひとに与えることができました。これだけ、これだけでいいんです。このweblogにやって来て、このテキストを読んだある主婦は、明日の朝、旦那と子供の送り出しもそこそこに書店に赴き、わくわくしながら『すてきな奥様』を手に取り、「美味しそうな芋の煮っ転がしのつくりかた」を読むかもしれないのです。場合によっては本を購入するかも知れません。そうなれば、本屋さんの懐を潤おわせることもできるんだぞ、きみの書いた文章で! 素晴らしいことじゃないか? 文責:Perkyことvicke #
by perky_pat
| 2004-10-11 02:28
| 日々徒然
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pat a.k.a. m、perky a.k.a. vickeのweBLOGページ「perky pat vs vicke = PPVV」不定期更新。書き手の詳細は以下の各々のサイトにてご覧ください。 the sites::::::: ○ channel_perkypat.info on YouTube http://www.youtube.com/user/perkypatinfo -- ○ flickr_Phakchii album http://www.flickr.com/photos/perkypat/ -- ○ pat aka m@ the days of perky pat perkypat.info -- ○ vicke aka perky@ vickehappytalk www.chez.com/vicke/ -- ○ phakchii@ ++ パクチー大盛り! ++ perkypat.info/phakchii/ mailto::::::: info(a)perkypat.info お手数ですが(a)を@に置き換えてください 以前の記事
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