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日々徒然 +
by perky_pat
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エアーポケット
土曜日はぽっかり仕事が空いたので久しぶりの休日。家の掃除でもしようかと思っていたのだけどすばらしくお天気が良かったので、見たかったヘンリーダーガー展へ出かけることに。向かった先は品川の閑静な住宅地にひっそりとたたずむ原美術館。中庭のカフェも気持ちよくて、こんな日にはぴったりのところです。
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ヘンリーダーガー〜少女たちの戦いの物語〜夢の楽園
2007/4/14〜7/16
◎原美術館 web site

◎ヘンリーダーガーってどんな人?(チラシから抜粋)
1892年シカゴに生まれ幼くして母と死別。父の病のため8歳でカトリック系児童施設に預けられ、その後感情障害の兆候をきたし重度の精神遅滞児童施設へ収容される。満足な教育を受けぬまま17歳で施設を脱走。以後皿洗いや清掃の仕事をしながら、11年以上かけて「非現実の王国〜中略〜アンジェリニアン戦争の嵐の物語」を執筆。さらには独学で絵を学び、物語の挿絵を描き部屋中に飾りつけていた。81歳で亡くなるまで天涯孤独の人生を送り、その創作活動は死後はじめて世に知られることとなった。

ヘンリーダーガーと言えば、しばらく前に立派な大版の書籍も出ましたしご存知の方も多いのではないでしょうか。いわゆるアウトサイダーアートの作家としてここ数年とくに注目が高まっているようですね。ただロリコン、倒錯、猟奇趣味といった側面を取り上げられることも多くダークなイメージも強かったように思います。今回の展覧会では明るい印象の作品を多く揃えたということで、とてもイノセントな印象を受けました。画風は薄い紙にカーボン用紙で女の子の決まりポーズをコピーし、そこにHBくらいの薄い色の鉛筆で絵を描き足し、花畑や青空、青々とした草むらを思わせる色の水彩で細かく着彩してあるというもので、実際、絵の印象はとても繊細できれいです(しかも裏にも同じように絵が描いてあってビックリ)。繰り返し登場する少女のイメージも、イコンのようなもの、善なるものの象徴という感じですし、素っ裸で戦っている少女の絵なんかエロティックというよりユーモアが溢れていました。色彩、絵のタッチ、ぶっとんだテーマといい、どれをとっても現代の絵描きとして通用するモダンなものです。お客さんも若い人を中心にたいへん賑わっていました。技術的な難はあるのだけど、そういったものを超越してしまうイマジネーションとグラフィックアーティストとしてのセンスが溢れていて、とくにコラージュを多用した作品を見るにつけ、この人は現代に生きていてパソコンとフォトショップなんかを使っていたら、きっとすごいアーティストになっていただろうと思います。100年早く生まれちゃったんでしょうね。孤独の一生を過ごしたということだけど、死後に自分の作品がこんな風に評価され多くの人に楽しんでもらっているということをダーガーはどんな風に思うのでしょうか。
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帰り道、美術館のすぐ側で見かけた猫。スポットライトを当てたように顔が白いのがおもしろい。
Perkyはお腹がふくらんでいるようだったと言うのだけど私は気がつかなかった。
このあたりは古い高級住宅地なので、凝った家々を見ながらぶらぶら歩くのも楽しいです。

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日曜は仕事に出かける前に代官山へ立ち寄り。人形趣味の方はご存知かと思いますが旧ももこ堂の閉店50%セール(!)にて前から欲しかった人形を一体ゲットしてうきうきして徒歩で渋谷へ帰る。と、モヤイ像の側で介助犬の寄付金募集をやっている。。。とそこに、なんとビーグル犬が愛想よくお座りしているではありませんか! 思わず走り寄り、このコは何ができるんですか?と訊ねると、これから聴導犬の訓練を始めるということでした。聴導犬とは耳の不自由な人の代わりに音を聴き、たとえばお湯が沸いたら足をちょんと触って教えたり、音のするところまで案内したりもするそうです。なんて賢いのでしょう(驚)! このビーグルはシェルター(放棄された犬の収容施設)から良い性質を持っているということで引き取られ、第二の犬生のチャンスを与えられたわけです。もちろん、訓練したからといってすべての犬が介助犬になれるわけではないけれど、ダメでもちゃんと里親さんも探してもらえるとか。とっても美人で性格の優しい女の子で、パクに少し雰囲気が似ているように思いました。今1歳すぎくらいだそうだけど、パクよりずっと落ち着いていましたね〜(ちなみにうちではパクのことは「”要”介助犬」と呼んでいます)。将来は立派な介助犬になってくれるといいな。ちなみにこの介助犬協会についてはこちらへどうぞ。
◎アジアワーキングドッグサポート協会

てなわけで、なんだかちょっと癒された週末でした。
文責:Patことm
by perky_pat | 2007-05-28 01:58 | 日々徒然
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