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下にm嬢が書いているように、坂道生活に負けて、クルマを購入しました。いや、神戸だったらこんな坂なんでもないんですけどねー。ものごころついたころには既に坂の上に家があって、引っ越しても引っ越しても坂の上で、坂のはるか下にある幼稚園や学校まで何年間も毎日泣きベソかいて通ってきたから、十分鍛えられているはずなんだけどな。それにしても自分がこんなクルマのある生活というプチブル的(←死語)な生活をまたするとは思ってもみなかった。
帰省ラッシュ時に夏休みをとり、クルマで神戸に帰るなんていうことをやらかして、行きは痛い目にあった。7時間ぐらいで着く予定が、その倍ぐらいかかった。でもクルマ運転するのは好きなので、じつは渋滞も意外と苦にはならない。mが横でグーグー寝てる時は話し相手もなく、面白くないといえば面白くないのだけど。でも音楽かけてればなんとかなる。カーステで音楽ききながらドライブってほんとに好き。音楽がかかっていれば、何時間でもハンドルを握っていられるのではないか。今回、6連奏CDチェンジャーにCD6枚フルに装填して、iPodにもたくさんアルバムを詰め込んで出かけたもので、快適だった。どんなものを持って行ったか? 以前のドライブ時の個人的な超定番、グレートフル・デッドの『ライヴ/デッド』は持ってったんだけど、聴かなかった。なんとなくクルマがかわったら合わないような気がして。小野リサの『ドリーム』。なんてことないアルバムだけど、スタンダードの知ってる曲ばかり入っていて、いつ聴いても楽しくって、とってもウキウキした気分になる。あと、夜に発つ旅行だったので、ルー・リードの『トランスフォーマー』と、ビリー・ホリディの『ビリーズ・ブルース』、それにマーキュリー・レヴの3枚目と4枚目を持って行った。まだ空いている、聴きながら陽が昇るまえの東名高速を飛ばしてたら、なんども歌と強烈にシンクロする場面に遭遇したもので、鳥肌が立ちすぎて思わずエアコンを切る。 実家を発つとき、納戸や「地獄」におきっぱなしにしてあるレコード類のなかからCDをいくつかピックアップしてきたのだけど、帰る道すがら聴いて「すげー」(下品ですんません)と思ったのが、マリアンヌ・フェイスフルの『グレーテスト・ヒッツ』。コドモの頃なぜか買ったものなのだけど、わかんなくて放っておいた、多くののアルバムのうちのひとつだったと記憶している。それがいまはとても良い。歳を取るのも悪くありません。 でも今回のno.1キラー・アルバムは、現在は音楽家だけではなく、俳優としても名前を見ることの多い鈴木慶一さんが率いていたバンド、はちみつぱいの『セカンド・アルバム〜イン・コンサート』でした。はちみつぱい、僕はセンチメンタル過ぎるような印象があって、昔からあまり好きではなかったのですが、mが好きなので(アルバム自体かの女の持ち物)、このアルバムはiPodに入れておいたのでした。夜が明けるぐらいの時間帯にかけたら、それまで熟睡していたmがむくりと起きた。これも歌と凄まじくシンクロする光景や感覚に何度も何度も襲われ、しまいには脳が麻痺してきた。陽が昇ったのを契機に、さらにシンクロの度合いは加速して非常にヤバそうだったので、次に出て来たS.A.にて休憩をとる。ぼくはかれらの音楽を聴く場所を間違っていたみたいです。家で聴くより、移動中のクルマの中などで聴いたほうが合う音というものがあるのは承知しているけど、まさにこれはそれ。 『センチメンタル通り』。はちみつぱいの代表作にして、日本のロック名盤○○選、なんて企画のときには、とりあえず必ずとりあげられるアルバムです。代表作と書きましたが、70年代のはじめに、はちみつぱいはこの『センチメンタル通り』1枚だけを発表し、最終的にはムーンライダースに改名してしまします。80年代の終わりまで、はちみつぱいのアルバムと言えば、ファーストにして「ラスト」のこれしかなかったのです。1988年になって過去のライブ音源を集めた『セカンド・アルバム〜イン・コンサート』が発表されるわけですが、どこで読んだか忘れましたが、企画モノとしてはあまりにもデキの良いアルバムだったものでセカンド・アルバムと名付けたそうです(これの発表を期に再結成ライブまでやったと思う)。 うちの『セカンド・アルバム〜イン・コンサート』には、ジャケットに鈴木慶一さんのサインがされています。mがどっかで書いてもらったものです。「mさんへ 元はちみつぱい すずきけいいち」と、銀色のペンの、たよりない細い線で記してある。元はちみつぱい、だって。 そういえば、デイブ平尾についておもしろいことを母からきいたのだけど、それはまた次の機会ににでも。 文責:Perkyことvicke
by perky_pat
| 2005-08-25 03:40
| 音楽
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