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ゴールデンウィークが終わってすぐぐらいのころ。あるバンドを観に、ライブハウスに行った。ライブハウスに行くなんて、僕はかれこれ10年以上ぶり。女房は5年ぶりぐらいかな。僕のほうは正確に言うならば3年か4年ぶりぐらい。それは当時、新宿のできたばかりの某ライブハウスへ行ったことがあるから。とはいってもお目当てのバンドが出るから観に行ったとかそういうのではなくって、どういうわけだか、そこへ赴いた理由がまったく思い出せないのだけれども、おそらくだれかに誘われたんだと思う。「へぇ最近のハコってこんなんなのねー」、なんてホールのスツールに座りあたりを眺め、そのできたばっかりのライブハウスのつくりにいちいち感心していたことだけは覚えている。
閑話休題、話は遡る。昨年の初夏のある日の夜のこと。家で、すこうしまえに録画したフジの深夜の音楽番組を見ていた。もうある程度長いこと生きてきているので、僕も女房もたいていのものは無視できるのだけれど、コーネリアスのあとに出てきたこのバンドにはふたりとも目も耳も釘付けになったのでした。 http://www.youtube.com/watch?v=tlr3rW-Tyj0 このLevelload、今年も日本ツアーをするというので、先月やっと観ることができました。行ってきたのは新宿と伊勢佐木町。 //////////////////////////////////////// DAY1: 5月8日、新宿JAM。老舗も老舗のハコ。オープンから30分ぐらい遅れて到着。他数バンドとのブッキングだったのだけど、どうせ「外タレ」扱いだろうから出順最後だろうなんて勝手な思い込みで遅れて行ったこともあるんだけど、ドアでチケット買ってお兄さんに「Levelloadトリですか?」って訊いたら、「つぎですよ!」って返された。セーフ。入ったらテクニシャンのタイコ男と、あぶなっかしい感じの女のコのギター&ボーカルのデュオが大音量でやってる。それなりにおもしろかったけど、申し訳ないがきょうの僕らはあなたたちが目当てではないのです。かれらが演奏を終えステージは暗転、Lvelloadのセッティングに入る。ライブハウスのスタッフの仕事って大変だなあといつも思う。労働条件もよくないし、好きじゃないとできないよなぁ、なんてこと考えていると、白人の若い男がドラムキットの前に座る。手にはスティックを持っている。Levelloadは理解している限りでは基本はベース&ボーカルのMARIKO、ギターのTONYのデュオで、そこに(おそらくはヘルプの)エレクトロニクスのマニピュレーターがひとり入る。なもんで、新しくタイコが入ったのかしら?なんて女房と話す。果たしてかれはミスター・ドラムスだったわけだが。スリーピースのバンドって大好き。 親切なだれかさんが当日のLevelloadのステージの模様をyoutubeにアップしてくれています。僕のケータイで撮ったショボいスナップよりもこちらをご覧いただいたほうがいいでしょう。 http://www.youtube.com/watch?v=A5r1BoSjgFI http://www.youtube.com/watch?v=IQJOnamu5Uk 全部で5バンドぐらいとの対バン。Levelloadのあと、もうひとバンド(ひどく痩せた、真っ赤な林屋ペーみたいな男がボーカルのグループ)観て、途中退場。 //////////////////////////////////////// DAY2: 5月10日、横浜ドラゴンクラブ。伊勢佐木町商店街の外れ。できてまだ1年ぐらいの新しいライブハウス。家出る前に出順を電話で店に確認したら、きょうは1番手。行く当日に知ったんだけど、ここは陳信輝とCHIBOの二氏がプロデュースに携わったハコとのこと。個人的にはおおすげー!(下品ですんません) さてどんなもんでしょと中に入ってみれば、天井が高くてステージも高い位置にあって、ひじょうにイマドキなかんじ。とくにこれといった特徴はないように見える。キャパは半分ぐらいだろうが、新宿のMARZによく似てる。女のコの集団がDJブースでレコードをかけている。女の子だけのDJグループらしい。WAVVESのSo Boredがでっかいオトでかかっていて(ところでWAVVESはぜひこのビデオ↓をオフィシャルにしてほしい。Flip-FlapのPV、それにピンポンパン?、たったふたつの素材からこんなに狂ったムービーができるなんて素晴らしい)、ミラーボールはキラキラしてるし、ホールはなんだか期待できる雰囲気。この日は女のコバンド、あるいは女のコがいる数バンドでブッキングしたそう。DJタイムが終わり、Levelloadのステージがスタート。バンドはこの日、なんだかノリノリ(←死語)に見えた。 http://www.youtube.com/watch?v=PF9Tu35-pBo ステージが終わってから、女房がMARIKOさんと話したとき、かの女に、新宿よりこっちの方がオトよかったんじゃない?と訊かれたそうだ。たしかに新しいハコだけあって音響面はかなり練られているのか、いわゆるヌケのいいオトだなとは思った。JAMではほとんど聞こえなかったエレクトロニクスもピコピコちゃんと聞こえたし。でも僕は新宿JAMのあの真っ黒な羊羹のカタマリが途切れなくドカーンドカーンと来るようなオトのほうが好きだな。耳に勝手にリミッターがかかり、しまいには「ヴォー」とか「ヴー」とかしか聞こえなくなる、うるさくてなにも聞こえない状態のほうが。人間が古いからしょうがない(笑)。 次のバンド(女のコがボーカルでその周りをのギター、ドラムス、コルネット、エレクトロニクスの計4人の男が囲むというバンド)をはじめ、残り3バンドは観ないままで出てきちゃった。かけるレコードのチョイスにおっと思わされたDJのキャピキャピした女の子たちにはちょっと興味を惹かれたんですけどねー。Levelload、イカしてました。また日本にツアーに来たら観に行きます。 text: perky aka vicke
by perky_pat
| 2009-06-03 22:33
| 音楽
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