日々徒然 +
by perky_pat
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カテゴリ:音楽( 20 )
Levelload
ゴールデンウィークが終わってすぐぐらいのころ。あるバンドを観に、ライブハウスに行った。ライブハウスに行くなんて、僕はかれこれ10年以上ぶり。女房は5年ぶりぐらいかな。僕のほうは正確に言うならば3年か4年ぶりぐらい。それは当時、新宿のできたばかりの某ライブハウスへ行ったことがあるから。とはいってもお目当てのバンドが出るから観に行ったとかそういうのではなくって、どういうわけだか、そこへ赴いた理由がまったく思い出せないのだけれども、おそらくだれかに誘われたんだと思う。「へぇ最近のハコってこんなんなのねー」、なんてホールのスツールに座りあたりを眺め、そのできたばっかりのライブハウスのつくりにいちいち感心していたことだけは覚えている。

閑話休題、話は遡る。昨年の初夏のある日の夜のこと。家で、すこうしまえに録画したフジの深夜の音楽番組を見ていた。もうある程度長いこと生きてきているので、僕も女房もたいていのものは無視できるのだけれど、コーネリアスのあとに出てきたこのバンドにはふたりとも目も耳も釘付けになったのでした。


http://www.youtube.com/watch?v=tlr3rW-Tyj0

このLevelload、今年も日本ツアーをするというので、先月やっと観ることができました。行ってきたのは新宿と伊勢佐木町。


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DAY1:
5月8日、新宿JAM。老舗も老舗のハコ。オープンから30分ぐらい遅れて到着。他数バンドとのブッキングだったのだけど、どうせ「外タレ」扱いだろうから出順最後だろうなんて勝手な思い込みで遅れて行ったこともあるんだけど、ドアでチケット買ってお兄さんに「Levelloadトリですか?」って訊いたら、「つぎですよ!」って返された。セーフ。入ったらテクニシャンのタイコ男と、あぶなっかしい感じの女のコのギター&ボーカルのデュオが大音量でやってる。それなりにおもしろかったけど、申し訳ないがきょうの僕らはあなたたちが目当てではないのです。かれらが演奏を終えステージは暗転、Lvelloadのセッティングに入る。ライブハウスのスタッフの仕事って大変だなあといつも思う。労働条件もよくないし、好きじゃないとできないよなぁ、なんてこと考えていると、白人の若い男がドラムキットの前に座る。手にはスティックを持っている。Levelloadは理解している限りでは基本はベース&ボーカルのMARIKO、ギターのTONYのデュオで、そこに(おそらくはヘルプの)エレクトロニクスのマニピュレーターがひとり入る。なもんで、新しくタイコが入ったのかしら?なんて女房と話す。果たしてかれはミスター・ドラムスだったわけだが。スリーピースのバンドって大好き。
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親切なだれかさんが当日のLevelloadのステージの模様をyoutubeにアップしてくれています。僕のケータイで撮ったショボいスナップよりもこちらをご覧いただいたほうがいいでしょう。


http://www.youtube.com/watch?v=A5r1BoSjgFI

http://www.youtube.com/watch?v=IQJOnamu5Uk
全部で5バンドぐらいとの対バン。Levelloadのあと、もうひとバンド(ひどく痩せた、真っ赤な林屋ペーみたいな男がボーカルのグループ)観て、途中退場。


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DAY2:
5月10日、横浜ドラゴンクラブ。伊勢佐木町商店街の外れ。できてまだ1年ぐらいの新しいライブハウス。家出る前に出順を電話で店に確認したら、きょうは1番手。行く当日に知ったんだけど、ここは陳信輝とCHIBOの二氏がプロデュースに携わったハコとのこと。個人的にはおおすげー!(下品ですんません) さてどんなもんでしょと中に入ってみれば、天井が高くてステージも高い位置にあって、ひじょうにイマドキなかんじ。とくにこれといった特徴はないように見える。キャパは半分ぐらいだろうが、新宿のMARZによく似てる。女のコの集団がDJブースでレコードをかけている。女の子だけのDJグループらしい。WAVVESのSo Boredがでっかいオトでかかっていて(ところでWAVVESはぜひこのビデオ↓をオフィシャルにしてほしい。Flip-FlapのPV、それにピンポンパン?、たったふたつの素材からこんなに狂ったムービーができるなんて素晴らしい)、ミラーボールはキラキラしてるし、ホールはなんだか期待できる雰囲気。この日は女のコバンド、あるいは女のコがいる数バンドでブッキングしたそう。DJタイムが終わり、Levelloadのステージがスタート。バンドはこの日、なんだかノリノリ(←死語)に見えた。


http://www.youtube.com/watch?v=PF9Tu35-pBo
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ステージが終わってから、女房がMARIKOさんと話したとき、かの女に、新宿よりこっちの方がオトよかったんじゃない?と訊かれたそうだ。たしかに新しいハコだけあって音響面はかなり練られているのか、いわゆるヌケのいいオトだなとは思った。JAMではほとんど聞こえなかったエレクトロニクスもピコピコちゃんと聞こえたし。でも僕は新宿JAMのあの真っ黒な羊羹のカタマリが途切れなくドカーンドカーンと来るようなオトのほうが好きだな。耳に勝手にリミッターがかかり、しまいには「ヴォー」とか「ヴー」とかしか聞こえなくなる、うるさくてなにも聞こえない状態のほうが。人間が古いからしょうがない(笑)。

次のバンド(女のコがボーカルでその周りをのギター、ドラムス、コルネット、エレクトロニクスの計4人の男が囲むというバンド)をはじめ、残り3バンドは観ないままで出てきちゃった。かけるレコードのチョイスにおっと思わされたDJのキャピキャピした女の子たちにはちょっと興味を惹かれたんですけどねー。Levelload、イカしてました。また日本にツアーに来たら観に行きます。


text: perky aka vicke
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by perky_pat | 2009-06-03 22:33 | 音楽 | Comments(0)
どこ~にいる~のか、なにしてるのかぁ~
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夕方女房から携帯に電話がかかってきた。「いま駅前(かの女の会社のある、hnzmnの駅前)なんだけど、だれを見かけたと思う?」 「ムッシュ!」「あたり!」。女房はムッシュかまやつ、つまり、かまやつひろし氏に出くわしたんだそうな、また。 また、と書いたのは、さらに、だれを見かけたと思う?と問われておれは即答してしかもその答えが正解だったのは、以前にもmは同じようなシチュエーションでムッシュを見かけたことを聞いていたから。こんなところでかれはなにをしているのか。2度も見かけたということからすると、もしかすると、ムッシュはあのあたりの住人なのかしら。

前のときは手帳に上のサインもらって、「ファンです!!」と言って握手までしてもらったという。遭遇2度ともムッシュは、エルメスの黒のニットキャップに、オリーブドラブのモッズパーカ、スリムのブラックジーンズにブーツで、テレビなどで見るまんまのあのロック(ロック否ロケンロール)なカッコ。おれは生ムッシュに2度も会えた女房がうらやましくて仕方がない。じつはティーンエイジャーのときにおれも生ムッシュに遭遇したことがあるんですが(握手もしてもらって少ししゃべったように記憶している)、それにしてもうらやましい。かっこいいジイさんですよ。おれもスリムのジーンズをさらりと穿ける、あんなジイ様になりたい。

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http://www.youtube.com/watch?v=Pr4QJEN8Qs4
「 Yuming,Monsieur with Tin-Pan-Alley-ルージュの伝言 」
パートをスワップしてプレイするティン・パン・アレーをバックに歌うユーミン(超キュート!!!)を襲う怪人ムッシュのムービー。70年代中ごろに放送されたTV番組らしいです。思わず何度も観てしまう。

exblogって、embedタグを認めていないので直接youtubeの動画のページをリンクいたします。


文責:perkyことvicke
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by perky_pat | 2007-03-21 05:34 | 音楽 | Comments(0)
俺はこんなもんじゃない
perky, pat vs vickeでは放っておいてもとても有名になったり、めちゃくちゃ売れるような事物のことは、よほどのことがないかぎり書きません。それは僕の仕事ではないと思いますので。ひとがほとんど来ないブログでマイナーなブツのことを書いてどうするのよ、とのお声は耳に痛く感じますが、読んだある方が、もしかしたらそのマイナーなブツに興味を持ってくださるかも知れなく、まったく無駄な行為だとは考えられないでしょう?


☆ というわけで、東京アンダーグラウンドのバンド、「俺はこんなもんじゃない」のセカンドアルバム『2』(フォーマット:CD)が、明後日10日に発売されます。スタジオ/ライブ録音の2枚組み。僕はこのアルバムの、メインのスタジオ録音CD盤面、インナーシート、帯、それにジャケットのデザインをしました。ジャケットのデザインといっても、イラストレーターのカズモトトモミさんがジャケット用に描き下し(刷り下ろし)た絵をそのまま使っただけですので、これは厳密には僕の仕事とはいえません。

それでは、disk unionの紹介ページ(http://diskunion.net/search_result.php?type=2&for=1&kwd=714215&no_alphabet=1&genre_id=9)よりcopy&paste:



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2/10発売予定!!担当者、推薦盤!!先行試聴開始中!!
(試聴はディスク1のみとなります。ディスク2のライブ盤に関しては収録曲リストも記載しておりません。ご了承くださいませ。)

都内で活動するギター、ベース、ドラム、キーボード、サックス、パーカッション、ボーカルの5人編成から成る「俺はこんなもんじゃない」の約3年半振りの2ndが自主レーベル、漫想社よりリリース!!

1stの「Epitonic」はディスクユニオンで大々的に展開されるなど評価も高く、既に廃盤(現在ディスクユニオンで購入できる在庫のみとなっております)あふりらんぽ、工藤冬里(Maher Shalal Hash Baz)、ダモ鈴木(CAN)、nhhmbase、54-71、MELT BANANA、イースタンユース、キリヒトなどと共演。昨年の円盤ジャンボリー2日目にもトップで登場。またメンバーはそれぞれ、タラチネ、henrytennis、スッパマイクロパンチョップなどで活動、大谷能生氏とのコラボなど、東京の新しいアンダーグラウンドシーンで積極的に活動、今やシーンの中核的存在となる。

また、評価は海外でも高く、今春からは海外ツアー予定と今の東京を代表する熱いバンドであることは立証済み。

今回は、ジャケットのイラストに、コムデギャルソン、VOGUE JAPAN、などで活躍するシルクスクリーンアーティストであるカズモトトモミさんが実際に音源を聴いて書き下ろしたというもの。紙ジャケット使用、スタジオ盤、ライブ盤との2枚組。また、特典としてメンバーがそれぞれ活動する別バンドの音源10曲入りCDRが付きます。更に、ディスクユニオンオリジナル特典が決定しました。記念品が当たる応募券付き!!初回入荷分のみとなります。なくなり次第終了いたしますので、ご了承ください。

プログレ、サイケ、ワールドミュージック、ジャズなど様々な音を独自に解釈し、変拍子、リズム・音の交錯、ユニゾンを含みながら、「俺はこんなもんじゃない」流のポップミュージックを作り上げている。今後、最も注目すべきバンドの渾身の新作!!!



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あら、僕が書いたことはほとんど書かれてありますね。上のテキストにもあるように、disk unionでも特典つきで販売しますが、かれらのファーストアルバムの『epitonic』は、渋谷のタワレコの5階と2階にも置いていたので、今回も入荷するのではないかと。あとそれに、いろんなところで販売すると思います。目についたら、手に取って、そしてよかったら買ってください。

爆発的に売れることはないブツだと思われるので(kruくん、msdさん、ごめんなさい)取り上げましたが、もしかしてすばらしく売れたりしてね。そうなったらいいな。


文責:Perkyことvicke



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よしっ、俺はこんなもんじゃない

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僕個人的には裏の眺めほうが好きだな

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by perky_pat | 2007-02-08 03:33 | 音楽 | Comments(4)
dis
思うところがあって書いてたのですが、うまくまとめられなかったので、いままでお蔵入りにしていました。去年の9月8日に勢いだけで書いて、推敲も何もしていないそのままです。誤字脱字もありそうです。正直きょうまで書いたことも忘れていたし、完成したテキストではありませんが、公開します。よかったら読んでください。 2007/03/Aug.

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ここ数カ月、いやもっとかな、ティーンエイジャーだったころに熱心に聴いていた音楽をかけることが多かった。もう憶えていないぐらいに昔に聴いていた音楽がいまとってもに新鮮。こないだはタワレコでパンクの「名盤」ばっかり陳列してあるコーナーの試聴機でセックス・ピストルズのファーストをまるまる聴いた。ヘッドフォンを耳にひっかけてプレイボタンを押したらきこえてくるギターとベースとドラムとボーカルにぐいぐい引きこまれ止められなくなった(占領してすんまへん)。子供の時分にこのアルバムはじめて聴いたときに受けた衝撃はこんなんだったっけななーんて鈍くなってる記憶をさぐり補完捏造する。いま聴くとこれはひじょうに洗練された音楽だなぁと思った。『勝手にしやがれ』。CD持ってないもんで買いそうになったけど手に取ったそのCDは棚に戻した、でもいずれきっと買うだろう。

今年のアタマぐらいのこと、晩にテレビを点け眺め気がつくとそこに太ってたるんだ顔の男が出ていた。どこかでみたことあるなーだれだっけ?だれだっけこれ。うしろでネットやってるmに訊くねぇこれだれだっけ?知らないわよ誰かしら。待ってるとやっと男の顔の下に名前が出る、「大江慎也」と。夜中に女房とひっくり返った。記憶にあるかぎりで最後にかれの顔を見たのは、世紀末頃どっかの音楽雑誌にのったインタビュー記事でだった。歳をくった感はあるが、顔は知ってる大江慎也の顔だった。でも記事を読んで、このひとはもうだめだと思ったことは憶えてる。薄情なもので、音楽活動をきれぎれにしかやら(/れ)なくなると(どうでもよいことなので読まなくても結構だが、シスターポールの「私はちぎれてバスに乗る」をきくとなぜだか大江慎也のことを思い出す)、僕はかれのファンであることを忘れてしまったっていうかファンをゆっくりとやめた。大江慎也がテレビに出て喋ってる。声が悪い。あんたボブ・ディランか。大きなお世話だろうが、左手に持ってるタバコを見て、タバコなんてやめりゃあいいのにと思った。喋ってる声がずっと「あぶあぶあぶあぶ」とかってきこえてなにを言ってるのかよくわからなかい。おまけにヤバいぐらいハイだし。ソロアルバムを出すだとか出しただとかと言ってるみたい。ああそう元気そうだねよかったねーなんてナメた態度であいかわらずテレビをナナメに眺めてたんだが直後に件のアルバムからカットされた「Go for the party」のPVがかかって、それ見た僕は大江に大江がPVで手にしているあの黒のストラトキャスターでアタマをフルスイングでブン殴られたような気がして、新しいアルバムをなにがなんでも手に入れなければ、と思うのだけど。



アタマを殴られた影響は他のブツの購買行動をも誘発する。ルースターズ。大人買いでCDを一気に購入。10代のころによくレコードで聴いてたルースターズのアルバムを、この歳(びっけでっす☆子無し犬有りニョウボ持ち36歳でっす☆)になってCDで全部買い直すなんて、その日レコード屋に行くまでは思ってもみなかった。僕はもうオッサンだけど、どの曲も聴けば未だに身体のどこかががざわざわしたりひりひりしたりする。いろいろなこととともに、おれはこのグループが好きだったんだ、ということを思い出す。このごろはかけてる曲にあわせてベースを弾くことが多いが、ルースターズだとベースじゃなくってギターを弾く。ベース弾いてても気持ちいいけど、ギターだともっと気持ちいいからだ。コードを耳で拾い指に伝える。うまくいく場合といかない場合の両方がある。おそらく昔もこんなことやってたんだろうけど、すっかり忘れてしまってる。なんとか1曲のコードを全て拾い終えると、その拾ったばかりのコードを鳴らし(unpluggedです)こんどは歌詞カードを見ながらおそるおそる歌をつける。ほんとエレキギター手に入れて2つぐらいコード憶えたばかりの子供みたいだけどたのしい。ルースターズってギタ?弾いて歌うとほんとたのしい。ロックの子になって何年になるかわからないけど、僕は音楽が好きで、そのなかでもとりわけロックンロールが好きで、たぶんこれからもいまと同じバカのまま年を取って見た目はどう見てもじーさんだけどいつまでもきっと死ぬまでロックの子のつもりでいるんだと思う。

もうそうれは手元にはないけれど、14のときにじぶんのエレクトリックベースを手に入れた。バターの塊みたいな色と大きさのハムバッキングのピックアップがひとつだけついた、Ariaの赤いベース(ずっとあとのことだが、The Pixiesのベースのお姉さんが、俺のとまったくおんなじベース弾いてるライブビデオを観た)。弾いて弾いて弾いて、弦の上をすべらせる指にできたマメは潰れ、弦をはじく爪は削れギザギザになった。アンプというものを持ってなかったので、ナマでもできるだけ大きな音で鳴るように弾いてたからそうなったんだと思うが。それでも弾いた。そんな状態の僕にアンプをくれた人がいた。従姉のkちゃん(僕の母の姉の娘だ)の旦那さんでtさんという。僕よりひとまわり以上も歳が上。最初に会ったときから優しかった。そのtさんが、僕がベースを始めた、ということを聞き、学生のころに使ってたというヤマハのベースアンプをくれた。家に届いたら小さい冷蔵庫ぐらいの大きさで、でかくてそれに黒くてびっくりした。どうやって計ったの憶えてないけど、記憶では20キロの重量があった。それから何年も経ってバンドごっこをやり始め、スタジオだライブだと当時乗ってたちいさなクルマの後部座席に載せあちこち行った。ベースでもギターでもオルガンでも、シールドで繋げばじつにいい音がした。そのバンドモドキもやめてからもうかなりになる。tさんにもらったベーアンも実家に置きっぱなしだし、いっしょにやってた友人も、もう今はなんだか会うことはない。そして、僕は家でひとりレコード相手にギターやベースをアンプを通さずに弾くことをはじめて、上に書いているように、それをいまでも続けている。

2年ほど前のこと。tさんが職場のひとたちとバンドをはじめたらしいときいた。40半ばから50ぐらいのオッサンばかりのオヤジバンドらしい。ヴェンチャーズなんかのコピーがレパートリーらしい。休みの日にスタジオで練習したりしてるらしい。たまには練習の成果を披露ということでステージに立ったりしてるらしい。らしいと伝聞ばっかなのは僕はかれのバンドを見たこともないし音をきいたこともないから。そのうち野方の家遊びに行ってどんなことしてるのか、かれに直接訊いてやろうと思っていた。


8月のなかごろ、夜、神戸の実家の母から、tさんが倒れたらしいと電話があった。らしい、のは実家に連絡をしてきたkちゃんがパニック状態で詳しいことが訊けなかったからだという。母が方々から集めてきた情報を総合するとこうなるという:野方の自宅で倒れ救急車で新宿の病院へ搬送脳内出血と診断現在意識不明ICUで治療中面会謝絶。きいたことをいま書いてるだけでも鳥肌がたつ。母は、詳しいことがわからないので、まだお見舞いは行かない方がいいと僕に言う。なにか進展があればまた電話するとのことで待ったが、電話はなかった。どうにも落ち着かず、1週間後ぐらいに新宿に行く用事ができたので、それならばお見舞いに行こうと考えたのだけれど、きっと行っても邪魔になるだけだからとmに止められた。数年前の冬、かの女はおばあちゃんが倒れ入院してあっという間に死んじゃったそのときのドタバタを経験している。電話はあいかわらずなかった。でも最初の電話からきっかり2週間後に、tさんが亡くなったと母から知らせがあった。

両親とmとともに通夜と葬式に出た。詳しいことは書かないが、tさんの仕事柄と思われるが、いままで出た葬式の中でダントツの参列者の多さだった。おれの葬式は無用、と女房には常々言ってあるが、たとえばその僕の葬式が行われるとして、果たしてどれだけの参列者があるだろうと思わず考える。祭壇にはエレクトリックベースがスタンドに立て掛けられて置いてあった。tさんがずっと使っていたものだと思っていたが、友人代表としてあいさつに立ったひとによれば、9月のライブにあわせて購ったばかりだったという。手に入れてからは夢中になって毎日弾いてたという。僕にはすごくその夢中になる気持ちがよくわかる。フェンダーU.S.A.のジャズベース。高いだろうなー、いいオトするんだろうなーと考えてたら、そのひと値段まで言ってくれた。25万だって。まだバンドごっこをやってるときにブッキングで同じ日だったバンド(対バンという)のギターの男が、楽屋で「それってフェンダージャパンだよねー」と僕の林檎飴色のストラトをバカにしたような顔で指さしたのを思い出した。いかにもフェンダージャパン製のギターですがこれは。たしか軽い木を使ってるとかでちょっと高くって8万でしたがかれのかかえてるギターもストラトだったが、果たして、きみのみたいな安物とは違っておいらのはメードインユーエスエーのフェンダーなんだよね、オトいいんだよね。音楽やんならもっと自分の道具にこだわったら?、と言いたいのかと被害妄想になった。すみません、音の違いがよくわからないしいつでもどこでもアンプフルテンでファズ踏みっぱなしなもんでエレクトリックギターは日本製でも韓国製でもインドネシア製でも、ようするに安物で十分っす僕。いままで弾いたことのあるギターでいちばん「よいオト」がしたのは、バンドをいっしょにやっていたOの持ってたメイド・イン・コリアの黒いレスポールのコピーだ。僕はOからそのギターを手に入れるためならどんなことだってやろうと決心した矢先に楽屋で目を離しているスキに誰かに盗まれ、どんなこともやらなくて済んだけど(あ、盗んだのは僕じゃないから)。閑話休題ちなみにそのギターのいたグループって、のちにJohn ZohnのレーベルからCD出した。僕はジョン・ゾーンなんてどこがいいんだかさっぱりわかんないしかれが運営しているレコードレーベルなんてのもどうでもよかったが、そのときはわーすごいバンドだったんだなーと単純に感心した。  というようなことをつらつらと思い出していると焼香の順番がまわってきた。祭壇に寄り、間近で見た25万のフェンダーU.S.A.のジャズベースは、ええ仕事しまっせオーラがまぶしかった。あーあまだ死ななくてもいいひとがまた死んだよ50歳になったばかり。遺されたのは、妻と息子ふたり、それに犬。それとこのさらっぴんのベース。いっしょにバンドやってた友だちエトセトラエトセトラ。バンドはウェブサイトを持っている。そこに行けばtさんの写真がいっぱい見ることができて、友だちが書いた、tさんへのお別れの言葉を読むことができる。

このごろは家でもクルマでも大江慎也の新譜とルースターズばっかりかけてる。僕と同じ歳のくせにルースターズをいままできいたことがなかったという女房もなん曲か憶えた。子供のころは大江慎也は天才だと思ってた。いや、じつは大江慎也とルースターズをふたたび聴きはじめてしんばらくはそう思ってた。でも大江を天才だと僕に思わせていたのは、バンドのほかのメンバーがいたから、というそのことがいまごろになってようやくわかった。バンドなんてものはそれがロックンロールのものであれジャズのものであれ、キメラであると考えている。複数の人間がかかわって、それでとてつもないものが現出する場合が往々にしてあるのだ。


Fender


   坂本慎太郎


いや、何が言いたいのかよくわからないと思うけれど。友だちっていいもんだなと思うわけですよ。自分でも書いてて混乱して来たのでこのあたりで。それではさようなら。


text: vickeakaperky
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by perky_pat | 2006-09-08 21:32 | 音楽 | Comments(4)
宣伝
というわけで、きょうは宣伝です。No.2からかかわっている雑誌、『漫想(まんそう)』No.3が発売されました。ぼくが担当したのは: 表紙まわり、東良美季さんの小説をはじめ、中面のいくつかの頁、コンピレーションCD盤面、それにポストカードのデザインおよびレイアウト。内山ユニコさんのイラストを使った表紙は、少々心配だった蛍光ピンクの発色が予想よりキレイだった。怠惰なぼくは何度も〆きりを延ばしてもらい、編集のmsdさんを始め、gtnhさん、msdkzmくんには迷惑をかけました。


今号の特集は:

i) 多摩川カジュアル ★ 「多摩川カジュアルは最先端ファッションブランドです」(多摩川カジュアルのサイト www.tamakaji.com より)。吉祥寺でここのデザイナーさんに会ったけど、なんともおもろいひとだった。家帰ってあのひと誰かに似てるなーと考えてたら、もう10年もまえに、対バンになった京都のあるグループのギターに似ていたのであった。カラフルなタコみたいなギター弾くおとこだった。

ii) カズモトトモミと漫想家たち ★ 「未発表の作品8点に漫想編集部が文章をつけています」(漫想サイトのテキストより)。m嬢、すなわちウチの女房はイラストレーターのカズモトトモミさんと面識があり、女房経由でカズモトさんにダメもとで漫想への作品提供をお願いしたところ、快諾してもらえた。それでmsdさんに話を通したら、msdさんとカズモトさんのおうちがひじょうに近いということが判明した。ま、これは縁があったということやね。

iii) 東良美季・書き下ろし小説 ★ 「元AV監督、名著『アダルトビデオジェネレーション』の著者であり、現在はライターとして活躍されている東良美季さんの未発表書き下ろし小説」(漫想サイトのテキストより)。以前よりお名前は存じていましたが、テキストを目にするのは初めて。東良さんの頁担当だったので、注意深く幾度もじっくりもらったテキストを読んでたら、おはなしが夢に出て来た。(ホンがいざ上がってみると、この意匠、ちょっとセンチメンタルにすぎたかな、とも思う)

iv) 岡本翔子・砂漠のラスタ兄弟 ★ 「雑誌『CREA』などで活躍している占星術研究家、岡本翔子さんのモロッコ滞在記」(漫想サイトのテキストより)。モロッコといえば、ジュリーとジャジューカとカルーセル麻紀!(貧困な連想ですんません)。読むサイケデリック体験。

ほか、スーザンチャンチオロのライブレポート、いろんなひとびとによるマンガ、写真、テキストなどなどてんこ盛り! 個人的には「ねこまんの食べ過ぎ日記」ですげー(下品ですんません)笑って笑ってハラへった。

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恒例のコンピCD。ききどころは多い。とくに耳に残ったのは「我々」、「るん&フレンズ」、「ハズレッシヴ」。「我々」と「ハズレッシヴ」はいつも強烈に耳に残る。「俺はこんなもんじゃない」はオトがいい。かれらはすぐわかる。あと、コンピCDのバンドと曲紹介シート、これだれがつくったものか知らないけれど、とってもいいです。


『漫想』website http://www.geocities.jp/allhanshinkyojinyasukiyo/manso/index.htm

CDつきで1000yen。速いです。カッコイイです。カッコイイ奴は嘘をつきません。ホント買いです。みなさま、買ってください。ええ。


文責:Perkyことvicke

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「多摩カジ」の缶バッジつきは限定(だったと思う)

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by perky_pat | 2006-03-17 01:54 | 音楽 | Comments(2)
久しぶりに音楽のこと
こないだはm嬢がお人形のことのことを書いていたので、きょうはぼくが音楽のことを書きます。ここ数年この時期は、あるサイトに個人的なベスト10(対象は、その年購入したCDなど音楽が主ですが、実際はなんでも可)をコメントと共に提供しています。以下はそのサイトに送った、ぼくの2005年度のエントリー。順不同:

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1.  引っ越し
引っ越しオバサンのことゲラゲラ笑ってたら、じぶんちが引っ越しすることになりました。郊外の住宅地。ヨコハマやカワサキの北っかわ、ようするに東神奈川の北側なんて、むかしはなんにもないイメージがあったのか、「あんなとこまえは山だったでしょ」と母によくそう言われる、そんな場所にある、少々古い住宅地です。いまは山ばかりのなにもないところではありません。電車も通ってますし、ちょっと行けばマルイも高島屋もとうきゅうストアだってあります。でもやっぱり家が建っているのは小高い山の上なので、寒すぎて暖房が効かないわ、なもんで、ヒーターやらエアコンやらつけすぎてブレーカーが落ちまくるわ、雪の次の日は家の前の坂道は凍るわ、と、以前の住まいがあった海抜0メーター地点では考えられなかったさまざまなことを体験しました。どこへ行くにも遠いので、クルマも購入。日々の買物は、そのクルマで少しはなれた場所のスーパーや、郊外型と言われているような大型ホームセンターへ。さらに、鳴き声もさほど気にならないような環境なので、犬も飼いはじめる。散歩に連れ出し、同じように犬を連れたひとと出会えばたちどまり、そこで犬の話や、世間話のひとつでもする。気がつけば、典型的な郊外生活者に。生活パターンがかなり変わりました。
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2.  犬を飼う
犬が家のなかにいるのは2度目、23年ぶりぐらいです。その23年のあいだは猫とのかかわりあいのほうが多かったです。犬派/猫派、なんてことで言うならば、ぼくはこの23年間、完璧に猫派でした。それがビーグルの子犬を飼いはじめる。犬はうちに来て4ヶ月ぐらいになりますが、良きにつけ悪しきにつけ、犬は猫とは違うのだということを(あらためて)思い知らされた4ヶ月でした。猫は放っておいても育つけど、犬はそういうわけにはいかない。毎日振り回されています。日に日にかわいくなります。
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3.  Vodka Collins / Boy's Life
結局はアランと大口ひろしがいれば、ウオッカ・コリンズということらしい。マークとミッキーのティラノザウルス・レックスみたいなもんでしょうか。1998年に出された、ウオッカ・コリンズ名義の(おそらく)4枚目のアルバム。80/90年代のスタジオ+ライブ。プライベート盤、なのだそう。まえから持っていたものですが、引っ越し騒ぎで「発掘」。去年はよく聴きました。とてもオトナのロック。なんてことないジミなアルバムです。この世の中になくてもだれも困ることなんてないでしょう。でも、どこかでだれかが書いてたか言ってたかしていましたが、アラン・メリルの書く曲にハズレなし。ぼくもそう思います。それはこのレコードにおさめられている曲にももちろん言えることです。アランの声もギターもすばらしくいい。
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4.  Chimera / Chimera
バンドに限ったことではないかもしれないけれど、考えてみれば、ロックバンドなんてモノはキメラ以外のなにものでもないのかもしれません。 だからといって、彼女たちがそれをわかっていてこういう名前をじぶんたちにつけたのかどうかは知りませんが。このグループの音は、過去、複数の英サイケデリック、フォーク系のコンピレーションで何度か耳にしたことがあります。そのときはそんなに印象に残らなかった。購入したレコ屋のポップによると、1967から1970年にかけて録音されたものの、リリースされなかった幻のアルバム、ということらしいです。1曲目の「come into the garden」で「庭」(吉祥寺のあのお店のことではありません)に飛ばされます。その曲をはじめ、佳曲が多いのですが、全体的には錬って作り上げられたアルバムというより、ベスト盤や、レア・トラック集を聴いたときのような寄せ集め感を強く感じます。それでも、それだからか、なにかほかのことをしているときにバックで流すのに最適で、重宝しました。
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5.  Ike & Tina Turner / River Deep Mountain High
おそらくここ10年ぐらいは1度も顧みられることがなかったアルバム。引っ越しのゴタゴタで「発見」。初っ端の「River Deep Mountain High」を聴いているときに感じるほどの高揚感をもたらしてくれる曲なんて、そうないです。これはでもアイク・ターナーというより、プロデューサーのフィル・スペクターがエライ。関係のないはなしですが、アイク・ターナーって、ティナ・ターナーと夫婦だったとき、殴るは蹴るはのひどいDV夫だったらしい。ぼくはエースレコーズから出されている『Ike's Instrumentals: Ike & His Kings of Rhythm』を2003年の年末に聴いたときに、さもありなん、と思った。
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6.  Marianne Faithfll / Greatest hits
これも去年の夏に実家で「発見」。こどものころに買ったレコードなので、よさがわからなかったらしい。おさめられている曲すべてがほんとうにグレーテストヒットなのかどうかは知りません。マリアンヌ・フェイスフルのレコードだからそう感じるのかもしれませんが、よく売れないロックバンドが、半ば自嘲ぎみに『○○ズ・グレーテスト・ヒッツ』なんて名で出してる、どうでもいいような曲ばっかり入ったアルバムを思わせてしかたがない。この作品は、聴けば素晴らしい歌ばかりなので、グレートにヒットした曲であろうがなかろおうが、そんなことはほんとうにどうでもよいのですが。それにしても「Sister Morphine」でシメって。イロモノ、なのでしょうね、かの女ってやはり。蛇足:「As Tears Go By」「Monday Monday」「Yesterday」などのカバー曲も多数収録されているこのアルバム、今回聴いていて思ったのは、カバー曲を歌うマリアンヌ・フェイスフルはNICOと同じく、良くも悪くも元歌をぶちこわしにする歌手だということ。
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7.  Annette Peacock / the AURA YEARS 1978-1982
かの女に対する個人的なイメージをひとことでいうと、素頓狂、ヒステリー。ベース弾きのゲイリー・ピーコックのもとワイフ。のちピアノ弾きのポール・ブレイとくっつく。いま知らん。調子のよかったときの2枚をカップリング=実質ベスト。去年リリース。見つけた瞬間、なんでこんなものが…と、レコ屋で絶句したシロモノ。どういうわけだか近ごろでは、アヴァンギャルド、なんて気取ったフランス語を耳にすると、まっ先にかの女のことを思い出すようになった。
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8.  Chrome / Half Machine Lip Moves + Alien Soundtracks
ケロシンとモーターオイルとニトロのにおいと、SUキャブレターのゲトゲトいう音、がする。イカレた音のレコードを教えてくれ、ときかれたならば、いつでもこれを差し出す用意があるのですが、そういう機会はいままであったことはありません。とてもわかりやすい、アメリカン・サイコの見本のような音。やっと「名盤」として定着してきたのか、あちこちでこのアルバム自体や、アルバムのことを書いたテキストをみかける気がする(気のせいかな)。そこいらのレコ屋でレギュラーで売られているクロームのアルバムって、いまではこれと黒いハコにはいったベスト(?)ぐらいですね。超がつくような駄作も非常に多い、っていうか駄作ばっかりかもしれないクロームの作品群のなかで、比較的評判のよい2枚のアルバムを1枚のCDにしたもの。またクルマに乗りはじめたのを期に、カーステで聴くようになった。でも渋滞のノロノロ道にクロームだと、ちがうだろ、という感じがしますね。キチガイみたいにスピードだしてる客無しタクシーと明らかに過積載だろそれ、なトラックしか走っていない、深夜のオレンジ一色の246とかに合います。それも厚木あたりかな。どうでもいいことですが、個人的にはこのバンドのフロントマン、ヘリオス・クリードとダモン・エッジには、冷静に、まったくシラフでとてつもなくひどいことをするひとたち、というイメージが大昔からあります。
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9.  Miles Davis / Kind Of Blue
センスのよいひとは、老若男女問わず大好きです。だから、マイルス・ディビスは好きです。クルマにふたたび日常的に乗るようになって、よいよいと皆が言うところのマイルス、いやズージャ「究極の名盤」、『カインド・オブ・ブルー』のよさがやっとわかるようになりました。前に乗っていたクルマは静粛性とかいうものとはまったく関係のないシロモノで、いったんモーターをまわすと、オフにするまでゲチョゲチョバタバタというような、エンジンルームからの大きな賑やかな音が中まで聞こえていて、だからそんなクルマで聴くのはデカい音でロック。『カインド・オブ・ブルー』なんていうアルバムの繊細な音はまったく聞こえません。でも家のなかでステレオを前にして聴いてもあんまりピンとこないレコードだし。なもので、いままでそんなにいい作品だと思ったことがなかった。今のクルマは静粛性という意味では、乗っていて静かだなーっと感心するほどではないものの、前のクルマよりはよっぽど静かです。で、買った当初は、テストということで家のCDをそのまま、あるいはiPodに詰めていろいろとっかえひっかえ持ち込んでみました…。結果、クルマのなかでいちばん聴いているのは『カインド・オブ・ブルー』です。激情型フリージャズや、お勉強型の実験性の高い音はもう受け付けないので(体力がなくなった、ともいう)、こういうなんというか、ええとスタンダードっていうんですか? とにかくふつーの音がここ何年ものお気に入りなのではありますが、それにしても意外だったなー。そんなこと考えたことありませんでしたが、音を聴くスペース、という観点からしてもクルマを選ぶというのは大切なのかもしれません。
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10.  Miles Davis / A Tribute To Jack Johnson
うるさいクルマでもエレクトリック期のマイルスは聴ける。『ゲット・アップ・ウイズ・イット』『アガルタ』や『パンゲア』などと並んで当時のクルマに積みっぱなしになっていたのがコレ。クルマをかえたらデッドの『Live/Dead』はレギュラーから落ちてしまいましたが、コレはレギュラーの座を保ったままです。家ではやはりほとんど聴きません。逆にエレクトリックマイルス期の有名どこでも、『イン・ア・サイレント・ウェイ』、『ビッチズ・ブリュー』や、『オン・ザ・コーナー』なんかはぜったいにクルマの中では聴き(/け)ませんね。聴いてしまって、運転どころではなくなりますから。名盤扱いされていますが、個人的にはそうでもないかな。クルマをゆっくりめで転がしながら、それなりのボリュームで聴くにはうってつけ。
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番外  Derek & the Dominos / Layla And Other Assorted Love Songs
センスのよいひとは、老若男女問わず大好きです。だから、マーティン・スコセッシは好きです。マーティン・スコセッシが持っている、音楽への嗅覚は信頼できます。かれが撮った『グッド・フェローズ』という映画があります。そのなかで、大きな肉塊といっしょに吊るされた、凍ったギャングの死体を写した、肉屋の冷凍庫のシーンがあります。それのバックに流れているのが「レイラ」の後半部分のピアノ。殺伐とした映像に、とってもきれいな音楽、と(まさに)絵に描いたようなミスマッチ。映画は公開された直後にいちど観たっきりですが、いまでも「レイラ」のピアノとギターを聴くと、エリック・クラプトンと、ジョージ・ハリスンの女房がどうしたこうしたとか、あるいは柳ジョージとかのことよりも、スコセッシのあの映画の冷凍庫のシーンがあたまで再生されはじめます。前置きが長かった。いわゆるレイドバック時代のエリック・クラプトンとオールマンBros.のデュアン・オールマンのグループのアルバム。名盤認定はそこかしこでなされているので、内容については書きません。こんなかったるい音楽きいてられるかっ!と、血の気の多い時期に手放してしまった、数多いかったるいアルバムのうちの1枚ですが、買いなおしました。かったるい音ですが、高速で定速巡行、なんて場合に意外に合う。
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ちなみに「二〇〇四」は→ perkypat.exblog.jp/m2005-01-01/#1630410

気管支系統が弱く、こどものころは、ぜんそくと鼻炎持ち。ぜんそくは小学校かよってる時分に治ったけれど、鼻はまったくよくならない。それどころか歳をとるごとに悪くなっているんじゃないか、これ。鼻づまりの症状がひどく、点鼻薬をひとつきに1本のペースで消費する生活をするようなって、いったい何年になるんだろう? 家に強盗でも入って、よくきくようにかれらにビニールテープで顔をぐるぐる巻きにされ、そのまま数時間でも放置、なんてことにでもなろうものなら確実に死にます。また、まったくにおいがしないときもあるので、ガスもれで爆発の危機なんてものがあっても、わからないかもしれない。いずれにせよ鼻づまりで死にました!なんてイヤすぎる、それ。

自分がもっているもので、多少なりともよいもの、誇れる(オーイェー)ものがあるとすれば、それは耳でしょうか。何キロも離れた場所の音が拾えるだとか、超音波が聞こえるとか、はたまた絶対音感があるだとかの、そういう意味での「耳のよさ」ではなくって、ただ音楽を聴くためだけの耳。抽象的な物言いになりますが、「よい音楽」と「悪い音楽」、「ほんものの音楽」と「ニセモノの音楽」が「わかる」。自分で書いててもなんのことやらさっぱりわかりませんが、そゆこと。この耳には絶対の信頼を置いています。鼻が悪いぶん耳がいいのだとしたら、悲劇だなー。いや、鼻じゃなく、アタマが悪いぶん耳がよかったりして…。いやいやそんなこと考え出すと、あそこも悪いし、ここも悪い。○○○だって悪いし…、××××なんてもっと悪いぞ…。


文責:Perkyことvicke
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by perky_pat | 2006-02-15 00:06 | 音楽 | Comments(0)
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もうそろそろ2週間ほど前のことになるけど、ここでも過去なんども登場している、友人のm氏(高校時代所属していたサークルの1コ上の先輩でもある)が、東京にやってきていた。お台場のビッグサイトで、かれの作品の展示があったためだ。展示の準備はサクっとすませ、とっとと遊びにいくというのでつきあう。1100に青山で待ちあわせをして近くにある靴屋へ。今回は靴屋巡りが目的だそう。ベルコモンズの向かいにある靴屋。めぼしいものはなく、すぐ出る。隣の古家具屋に入る。ぐるりとまわって出ようとしたとたん、メガネをかけた店員に「何かお探しのものがございますか?」と、声をかけられた。めずらしい。ここの店で声をかけられるなんてことはいままで一度もなかったのに。「いいえ、とくに」と返して去る。「ゲイのカップルに間違えられたんとちゃうか」とm氏。たしかにへーじつの昼日中に青山のスカした家具屋にOTOKOふたりでいるなんて、そう思われても不思議はないかもね。でもそっち系の人間ならば声をかけらるのか?? そのあと渋谷方面にとことこ歩きながらハードゲイくんの話をちょっとする。途中お茶屋でコーヒーをおごってもらう。

渋谷到着。歩いておなかがすいていたので、ガード下の吉野屋へ入る。吉野屋なんて何年ぶりだろうか? mさんとはよく釣りにいったけど、釣行の帰りの晩メシはいつも吉野家だった。あのころはまだ牛丼があるのが当たり前だった。っていうか吉野家は牛丼屋だったのだから。入ってメニューはどこかしらとキョロキョロしてたら、店員が「うちは豚丼しかありません」と言う。壁の分かりにくいところにかけてあるメニューを見ると、ほんとに「豚丼 並盛」「豚丼 大盛」のふたつしかなかった。ふたりとも並を頼む。予想していたよりもおいしかった。これもおごってもらう。

こんどは代官山へ。駅にほど近い靴屋に行く。ここにもとくに気になるものはなかったらしいが、ぼくは靴には興味ないので、わからないのだけど、神戸では見かけないような靴がゴロゴロしていたそうな。電車で渋谷へ。そこから新宿へ出る。そこには「男の城」がある。

新宿伊勢丹のメンズ館がそんな呼ばれ方をしているとはついぞ知らなんだ。「男の城」かぁー。言葉の響きがいささかゲイっぽいように感じられるのは、こちらの気にし過ぎか。ともかく、mさんの今回の最大の目的地、「男の城」に向かう。1-8Fまで男物しか置いてない。マッチョというわけではないが、入ったとたん男臭い。やはり、OTOKOを突き詰めると行き着く先が具現化したような場所かしら。立ってる店員が全員チャールズ・ブロンソンみたいだったらおもしろいのにな、と考える。シガーコーナーまである。とくになにもなかったので、ザっと流してすぐに出る。

そのあと、ぼくの用事で西口を抜けて電器屋街へ。クルマで使うiPodのホルダーを探すため。それまでもいろいろみてまわってきたのだけど、本当に満足できるようなものって皆無。ここにもやはりなかった。ホールドという目的では、8月に神戸の星電社でみたベルキンのやつとか、ドイツの車用品メーカーのリヒターが出してるホルダーが理想に一番近いものだったけど、それらもホルダーのダッシュボードへの固定の仕方が、ウチのクルマには合わなかったり、ホルダー自体がデカすぎて悪目立ちしそうなもので購入を見合わせた。こういうもので完璧に理想に沿ったものを見つけるのってほんと、難しい。結局なにも買わずにここも出た。ちなみにホルダーはその後、家の近所のオートバックスで売っていた携帯電話ホルダーが、手持ちのiPodにも流用できることがわかり、それを購入。リヒターのものをふたまわりぐらい縮小したみたいな小振りのもので、ツヤツヤピカピカして安っぽい外観だけど(定価でも500円しないようなものだからね)、iPodを固定するホルダーとしては必要十分の機能。でもやはり完全に納得したわけではないので、まだもと良いものがないか、探すつもり。いいものがあったら替える。

5時少し前ぐらいから「魚民」に入って飲みはじめる。空いてそうと思って入ったら、案の定、客はぼくらだけ。でもそのうち混みはじめる。mさんが東京勤務になるかも知れんと言う。こちらは遊び仲間がふえるので大歓迎だが、かれ自身はこちらへは来たくないらしい。そりゃ神戸で生まれて神戸で育ったんだから、神戸のほうがいいかもね。でももしこちらへ転勤なんてことになれば、どこに住むのが良いか? という話を延々する。ここでもおごってもらう。つきあってもらったんだからとかれは言うが、きょう1日おごられっぱなし。

2時間ほど飲んでお別れ。奥さん、娘さんのお土産にと、神戸では手に入らない「鳩サブレ」を手渡す。


タワレコに寄って買い物。なにを買ったのかというと:ゴールデン・カップスのボーカル、デイブ平尾のソロ全仕事(アルバム1枚 シングル4枚)、『一人 〜 コンプリート・ソロ・コレクション』。ひと月ほど前にリリースされたのですが、発売は一部で快挙と言われているみたいですね。オタ…、いや、マニア向けのブツですので、購入は重々お考えの上で。先日の帰省時に母から聞いたデイブ平尾氏の話。正確に言うと、氏と氏のお姉様の話です。母は、高校のときの体育の担当の先生がデイブ平尾氏のお姉さんだったと言ってました。ぼくのオフクロは横浜の人間で、デイブ平尾は本牧、母は磯子の滝頭が実家なので、おそらくほんとの話だと思います(そもそもこんなことでウソついてどーする)。それでですね、そのお姉さん、かの女の弟とまったくおんなじ顔していたんだそうな。…すんません、思ったよりおもしろくなかったっすねー。

文責:Perkyことvicke

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by perky_pat | 2005-09-05 07:42 | 音楽 | Comments(0)
honey pie you are making me crazy
下にm嬢が書いているように、坂道生活に負けて、クルマを購入しました。いや、神戸だったらこんな坂なんでもないんですけどねー。ものごころついたころには既に坂の上に家があって、引っ越しても引っ越しても坂の上で、坂のはるか下にある幼稚園や学校まで何年間も毎日泣きベソかいて通ってきたから、十分鍛えられているはずなんだけどな。それにしても自分がこんなクルマのある生活というプチブル的(←死語)な生活をまたするとは思ってもみなかった。

帰省ラッシュ時に夏休みをとり、クルマで神戸に帰るなんていうことをやらかして、行きは痛い目にあった。7時間ぐらいで着く予定が、その倍ぐらいかかった。でもクルマ運転するのは好きなので、じつは渋滞も意外と苦にはならない。mが横でグーグー寝てる時は話し相手もなく、面白くないといえば面白くないのだけど。でも音楽かけてればなんとかなる。カーステで音楽ききながらドライブってほんとに好き。音楽がかかっていれば、何時間でもハンドルを握っていられるのではないか。今回、6連奏CDチェンジャーにCD6枚フルに装填して、iPodにもたくさんアルバムを詰め込んで出かけたもので、快適だった。どんなものを持って行ったか? 以前のドライブ時の個人的な超定番、グレートフル・デッドの『ライヴ/デッド』は持ってったんだけど、聴かなかった。なんとなくクルマがかわったら合わないような気がして。小野リサの『ドリーム』。なんてことないアルバムだけど、スタンダードの知ってる曲ばかり入っていて、いつ聴いても楽しくって、とってもウキウキした気分になる。あと、夜に発つ旅行だったので、ルー・リードの『トランスフォーマー』と、ビリー・ホリディの『ビリーズ・ブルース』、それにマーキュリー・レヴの3枚目と4枚目を持って行った。まだ空いている、聴きながら陽が昇るまえの東名高速を飛ばしてたら、なんども歌と強烈にシンクロする場面に遭遇したもので、鳥肌が立ちすぎて思わずエアコンを切る。

実家を発つとき、納戸や「地獄」におきっぱなしにしてあるレコード類のなかからCDをいくつかピックアップしてきたのだけど、帰る道すがら聴いて「すげー」(下品ですんません)と思ったのが、マリアンヌ・フェイスフルの『グレーテスト・ヒッツ』。コドモの頃なぜか買ったものなのだけど、わかんなくて放っておいた、多くののアルバムのうちのひとつだったと記憶している。それがいまはとても良い。歳を取るのも悪くありません。

でも今回のno.1キラー・アルバムは、現在は音楽家だけではなく、俳優としても名前を見ることの多い鈴木慶一さんが率いていたバンド、はちみつぱいの『セカンド・アルバム〜イン・コンサート』でした。はちみつぱい、僕はセンチメンタル過ぎるような印象があって、昔からあまり好きではなかったのですが、mが好きなので(アルバム自体かの女の持ち物)、このアルバムはiPodに入れておいたのでした。夜が明けるぐらいの時間帯にかけたら、それまで熟睡していたmがむくりと起きた。これも歌と凄まじくシンクロする光景や感覚に何度も何度も襲われ、しまいには脳が麻痺してきた。陽が昇ったのを契機に、さらにシンクロの度合いは加速して非常にヤバそうだったので、次に出て来たS.A.にて休憩をとる。ぼくはかれらの音楽を聴く場所を間違っていたみたいです。家で聴くより、移動中のクルマの中などで聴いたほうが合う音というものがあるのは承知しているけど、まさにこれはそれ。

『センチメンタル通り』。はちみつぱいの代表作にして、日本のロック名盤○○選、なんて企画のときには、とりあえず必ずとりあげられるアルバムです。代表作と書きましたが、70年代のはじめに、はちみつぱいはこの『センチメンタル通り』1枚だけを発表し、最終的にはムーンライダースに改名してしまします。80年代の終わりまで、はちみつぱいのアルバムと言えば、ファーストにして「ラスト」のこれしかなかったのです。1988年になって過去のライブ音源を集めた『セカンド・アルバム〜イン・コンサート』が発表されるわけですが、どこで読んだか忘れましたが、企画モノとしてはあまりにもデキの良いアルバムだったものでセカンド・アルバムと名付けたそうです(これの発表を期に再結成ライブまでやったと思う)。

うちの『セカンド・アルバム〜イン・コンサート』には、ジャケットに鈴木慶一さんのサインがされています。mがどっかで書いてもらったものです。「mさんへ 元はちみつぱい すずきけいいち」と、銀色のペンの、たよりない細い線で記してある。元はちみつぱい、だって。


そういえば、デイブ平尾についておもしろいことを母からきいたのだけど、それはまた次の機会ににでも。

文責:Perkyことvicke

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by perky_pat | 2005-08-25 03:40 | 音楽 | Comments(0)
SHINKI CHEN & HIS awesome FRIENDS
おはようございます。 きょうも一日、凌ぎましょう。


昨日の夜、アルコール舐めながら、ヒマつぶしにどうでもいいようなTVドラマみてたら、最後に柳ジョージが出て来てびっくりした。劇中では、「ジョージさん」と呼ばれている歌手だったから、そのまま「柳ジョージ」の役だったらしい。このひとって役者(というわりには、ひとことの台詞もなかったが)もするんだな。柳ジョージって個人的にはすごいなというよりも、どっちかというと、いいなと思うことのほうが多いミュージシャンだけど、心底すげぇー(下品ですみません)と思った経験もあるのは、それはこの世の中に、パワーハウス、フードブレイン、またスピード・グルー&シンキのギター、陳信輝が1971年に出したソロアルバム、『SHINKI CHEN』があるから。

いわゆるところのセッションアルバムというやつなのかも知れないが、アルバム副題の「SHINKI CHEN & HIS FRIENDS」が示すように、ベースもタイコもキーボードも、いっしょに演ってんのが、もともと同じバンドにいたなど、気心の知れた連中ということもあり、即成のバンドのにおいは、ちっともしない。で、その「FRIENDS」のなかに柳ジョージの名前があるのだ。

バイオリンの入っていない(=小杉武久のいない)、しかも極度にソフィスティケイトされたタージマハル旅行団を思わせる、実験的なトラックではじまる。ふつうのロックを期待していると裏切られると思う。でも、ひたすら美しい。普遍的な美だが、だけど、音の難易度は高いとも思う。しかし、最初のこのトラックに詰まっている音が、レコードの他のトラックすべての基礎となっているような気がする。

柳ジョージがこのアルバムで主に活躍するのは、そのつぎのトラックから。主に活躍と書いたが、収録全7曲のうち、柳ジョージは、3曲で作詞作曲(1曲は陳と共作)、5曲で歌、最後の曲をのぞく6曲でベースを弾いている。曲、歌、ベース、どれもすばらしい。とくに現在でも定評あるボーカルと、作詞(「気違いちょうちんの自由」なんて曲、聴きたいでしょ? でしょー?)の能力は、このアルバムでもよくわかる。と、あまりの八面六臂の活躍ぶりに、これって、陳信輝じゃなくって、柳ジョージのソロアルバムなんじゃないの? なんて皮肉のひとつでも言いたくなる。とにかくすごい、むちゃくちゃ。柳ジョージ。どうもメインであるはずの陳信輝はこのアルバムではおとなしいようにも感じるが。無論、書く曲は良いし、ギターもところどころでギラつくのではあるけれど。おともだちを立てようとしているのかしら。ていうか、立てずとも、おともだちが素ですごすぎるのかも。

しかしながら、陳には柳よりもっとおそろしいともだちがいた。それがジョン山崎だ。なんど聴いてもぞくぞくというか、ぞわぞわとなる最後のトラック、「偽善者からの訣別」での、かれのノドとピアノのすごいこと。最後の最後にやってきて、ひとりでなにもかもぜんぶかっさらって行く。どっかおかしい、このひと。この1曲でのかれのあまりのすさまじさには、柳ジョージも霞む。こんなおともだちがいては、それはそれはやりにくいこともあっただろう。おれにもやっぱり、いっしょにバンドをやっていたoという、こういうおともだちがいたからわかる。

いまあっそっかーと思い出したのだが、ジョン山崎、柳ジョージのふたりとも、最後期のゴールデンカップスに在籍していたのだった。すごいはずだわ。

あはは、柳ジョージのレコードの話をするつもりが、陳信輝のレコードのことになり、結局はジョン山崎すごい! ってなってる。とりとめもなくいろいろ書いたけど、『SHINKI CHEN』、名盤となんの迷いもなく言うことのできる、ほんとに数少ないアルバムのひとつ。こういうのを「ロック」というのです。でもどこかで柳ジョージ本人が、この作品のことを、サイアク、思い出したくない、といったような発言をしているのを読んだ憶えもある。 …おっちゃんおっちゃん、おっちゃんあれだけのことやっといて、なにゆうてんねん、と、ツッコんどく。


ちょうどよい日なので、宣伝します。きょう、神奈川県民ホールで、柳ジョージ&レイニーウッドの1日かぎりの再結成ライブがあります(チケットはもうたぶん完売でしょうが)。あと、冒頭に書いたドラマ(『雨と夢のあとに』@TV-Asahi)、来週もう1度柳ジョージ氏出るんだそうです。


文責:Perkyことvicke


mmk嬢に、"SHINKI CHEN" のジャケットを持ってもらいました
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ジャケットのデザインは、木村道弘(ex-タージマハル旅行団)と廣野展生
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このひと(たち)のデザインしたものには、イカしてるものが多いです
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by perky_pat | 2005-04-23 07:06 | 音楽 | Comments(0)
先週末 か ら 今週
下記のmのテキストのとおりで、先週末は花見のハシゴをしました。砧は笑っちゃうくらいいつ行ってもいっしょなんだけど、いつ行ってもいい。昨日、そのときに撮った写真のネガが上がってて、いくつかスキャンしてみたんだけど、ピンとこない写真ばっかだった。買ったばっかりのあたらしいカメラだったから、ということにしておこう。こないだは千鳥が淵で、撮り終えたフィルムの巻き戻し方がわからず、あっちこっち当てずっぽうにボタン押してたら、なにか機械音がしたので、よかった巻き上がったんだな、と思って裏蓋開けたらじつはまだそのままで、あわてて閉めた。そのときのフィルムは、帰って来たネガ数コマに影響が出ていて悲しくなった。「ボタン2つ同時押し」をして巻き上げが行われることがわかり、やっと次のフィルムを入れられた。取り説をろくすっぽ読まずにいきなり実戦に持ち出したぼくも悪いんだけど、取り説をある程度読まないと使えないカメラなんて嫌いだ。でもいいカメラだということはようくわかった。花をたのしんだあとは、午後の遅い時間から仕事。

あれやこれやと重なり、忙しい1週間だった。机にちんまりと座り、iTuneに取り込んだ音楽をシャッフルでかけっぱなしにしていて、あー疲れたとなれば、うしろに立て掛けてあるもらい物のバイオリンベース(これを愛用してるミュージシャンを3人挙げろ、と問われたらどう返す? ぼくなら、ポール・マッカートニー、ハイライズのベースのあんちゃん、あとB.A.L.L.時代のクレイマーを挙げる)をひっつかんでひざの上に置いて、いまかかってる音楽にあわせて適当につま弾く。これがけっこういいストレス解消になる。

そう、ここはマンション。防音処理がどの程度施されているのかわからないが、隣室の物音はまったく聞こえない。だが、下の部屋の住人はギターを弾くらしい。以前から階下からのギターの音は聞こえてくる。いつも下手でたいへんに聞き苦しい。でも、ぼくも最近はかけてる音楽にあわせてベースをよく弾いてるので、もしかしたら、階上の住人に聞かれているのかも。下手だと思われているかも。さて、血筋かなにかは知らないが、親戚には父方にも母方にも、音楽がすきで、趣味で楽器を弾いたりする人間がちらほらといる(なかには音楽を生業にしているひともいる)。 不肖ぼくもその端くれというわけだ。

『スウィングガールズ』(「スイング」でもなく「スゥイング」でもなく「スウィング」が正解らしい。むずかしい)って映画があるけれど、観ましたか? このあいだお正月に帰省した折に親父から聞いてびっくりしたんだけど、どうやらこの映画に出てくる女の子のジャズのビッグバンドって、モデルになったのは、従兄のtが顧問をしている高校のビッグバンドなんだそうだ。ビックリ!

ぼくよりも4、5歳ほど歳は上。かれ、tのことは、小さいころから「たーくん」と呼んでいる。たーくんは何歳だろうが「たーくん」だ。ぼくがいまだに「**ちゃん」と呼ばれるように。かれは高校で英語を教えている。かれの学校にはジャズバンド部というクラブがあって、赴任直後からその部の顧問をしていることは直接聞いていてまえから知っていたけど、まさか映画のモデルになっているとはね。小さいころからピアノを習っていて、リューイチ・サカモトの大ファンで(息子に「リュウイチ」くんと名づけてる)、ジャズを好んで聴き、アルトサックスも吹いて、教師なりたてのころには、瘋癲老人日記ならぬ「瘋癲教員日記(ふうてんきょういんにっき)」というバンドを教員仲間と組んでいて、つくったというオレンジ色のジャケットに包まれたデモテープを、ぼくはかれから以前もらったことがある。スタジオだったかライブ音源だったか、エレクトロニクスと生楽器とヴォーカルという、よくあるタイプの音楽だったけど、全編アングラでなかなかおもしろかった。

でも、たーくんは従兄でぼくとは血が繋がっているはずなんだけれど、かれはもしかしたら、ぼくがこれまでさんざんやったり聴いたりして、長年つきあってきたようなダメ音楽とは、まったく縁がないひとかも知れない。そもそも、これまであまり音楽について突っ込んだ話をした記憶がないので、本当の嗜好みたいなものは実はわからないのだけれど。いま思い出したけど、そういえばいつだったか、かれの好きなジョン・ゾーンのアルバムについてなにか話したことがあった(余談だけど、そのときたーくんが手にしていたCDコレクションのバインダーのなかに、ヤン富田の「ドゥーピーズ」のアルバムがあって、ぼくもそれ持ってる、面白いよねそれ、と言うと嬉しそうな顔をしたのを憶えている)。ぼくは当時のジョン・ゾーンの音楽にはぜんぜん興味がなかったので(というかわからなかった。いまでもわかんない)、なにをどういうふうに話したかは、まったく憶えていない。

メールのやりとりも最近ではまったくしていない。4年前におばあちゃんのお葬式で会ったっきり。元気だろうけど、たーくん。


急ぎだからどうかなーと思いつつ、引き受けた仕事のギャラの額が、思っていたより(はるかに)よいことがわかって、きょうは嬉しかったです。nさん、どうもありがとう。スウィングガールズのDVDでも買おうかしら。


文責:Perkyことvicke
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by perky_pat | 2005-04-15 20:32 | 音楽 | Comments(0)


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