日々徒然 +
by perky_pat
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パクチーの出産記録:その1
出産から3ヶ月が過ぎ、チビーズたちはそれぞれ新しい生活をはじめ、
人間たちにもようやく日常生活が戻ってきて、
これまで起きたあれこれを振り返る余裕も出て来ました。

パクチーが難産だったことは以前に書いた通りですが、
彼女の出産の記録をもう少し詳しく記しておきたいと思います。
そしてチビーズのもう一匹のメンバー、セージのことも。

長いので以下、畳みます。




犬の排卵日はヒートが始まってから12日目くらいと言われており、その前後に2回交配すると妊娠の確率が高くなります。パクチーの場合は5月17日と20日の2回。妊娠期間は63日±3日なので、7月18日〜22日の±3日が出産予定日となりました。2回交配の場合にやっかいなのはレントゲン撮影の時期です。出産の直前にレントゲンで子供の数と大きさを調べ、通常分娩にするか帝王切開にするかを決めるのですが、予定日に幅があると撮影日の決定が難しくなるのです。獣医さんと相談し、最も早い出産日に合わせて7/14日を撮影日としました。以前に受けたエコーでの検査では3匹と言われていたのですが、2枚のレントゲンの結果5匹と分かり、骨盤の広さも十分あるので通常分娩で大丈夫そうだという診断をいただきました。(余談ですが早朝に誤飲してしまった炊飯器のゴムパッキンも胃の中にクッキリ写っていました)

それから5匹の出産に備え待つ事1 週間。。。その間3連休を挟み、休み中に産んでくれたらいいなという飼い主の都合はもちろん反映される事なく、連休明けの21日から陣痛が始まりました。いまにも産まれそうな気配だったので仕事を休んで付きっきりでしたが21日には産まれず、22日の午後に破水、出産を迎えました。結局、遅い方の予定日に出産となってしまい、レントゲン撮影から1週間たち、子供たちが大きくなっていたのも難産になった理由のひとつだろうと思います。

21日
3 連休の最終日、お昼頃からパクチーの息づかいが荒くなりはじめました。ソファに横たわってハアハア、ハアハアと苦しそうなパクの様子を見るにつけ、人間の希望でこんなに苦しい思いをさせて、なんて酷い事をしたのか、と後悔の気持ちでいっぱいになりました。私たちにできる事と言えば、パクの背中をさすって励ますことぐらい。交代で添い寝をしながら、一日が過ぎて行きました。

22日
14 時10分、落ち着かない様子で部屋中を歩き回っていたパクチーはトイレシートの上で最初の破水を迎えました。一瞬見えた黒っぽい羊膜の塊はすぐに引っ込んでしまい産まれて来る様子はなく、用意しておいた産箱にも近づこうとせず、パニック状態で部屋中を歩き回るばかり。破水から30分経って産まれなかったら連絡をくださいとの先生に言われていたので14時30分過ぎに病院に電話。すぐに支度をして病院へ向かうことになりました。

午後14時50分、病院に到着。
陣痛の力が弱いとの診断を受け、陣痛促進剤を打つことになりました。効き目が現れるのは30分後。それまでは強い陣痛が来るのを待つしかありません。

15時20分、何度も羊膜が見えるところまでは行くのですが、どうしても出てこないので、急遽、帝王切開のオペに入ることに。破水から1時間以上経過すると、助かる確率が低くなるとのこと。最初の子は覚悟してくださいと言われました。

そんな時、急に強い陣痛が訪れこれまでになく大きな羊膜の塊が見えて来ました。オペの準備を中止して、再び手で引っ張りだすことに。パクは苦しんで暴れるので診察台に載せることができず、診察室の床の上にタオルを敷き詰めて、私たちがパクを押さえ先生ご夫婦が分娩を助けました。診察室の中はまるで戦場のようでした。

そして、15時30分、第一子、パセリが産まれました。
誕生直後はぐったりしていましたが、救命処置を受けて息を吹き返し、すぐに母親のもとへと連れて来られました。小さなパセリの姿を見て最初に感じたこと。

「なんて、かわいいんだろう!」

こんなに小さくて美しいものを、私はかつて見たことがありませんでした。当のパクはパセリの存在に驚き診察室の中をぐるぐる逃げ回るばかり。ところが、30分ほど経ったころ、パセリの鳴き声に一瞬「はっ」と立ち止まったかと思うと、突然パセリの横に座り込んでお乳を与え始めたのです。これがパクチーが母になった瞬間でした。パセリを舐めてお乳をやる姿を見て私たちがほっとし、また感動したのは言うまでもありません。

陣痛促進剤の効き目が現れてきたので、第二子も通常分娩でやってみることになりました。そして次の陣痛が訪れたのは16時過ぎ。破水してから羊膜が見えるところまでは良かったのですが、逆子だったため頭がひっかかってなかなか出て来ません。

16時15分、ようやく第二子、セージが産まれました。
やはり誕生直後はぐったりしていて、すぐに救命処置へ。迅速な処置のおかげでセージは息を吹き返し、動き、鳴き声をあげ、先生も、私たちも「助かった!」と思ったのです。問題はそこからでした。セージは自力で呼吸を続けることができなかったのです。あれこれと原因を考えて処置を行ってもらったのですが、一度息を吹き返したはずのセージは、酸素吸入器のなかで再び弱って行きました。

そんな緊迫した雰囲気の中、
16時30分、第三子、ローズマリーが産まれました。
一番小さかったせいか一度いきんだだけでするっと産まれてきたローズマリー。パクの側に置いてやると、すぐにパセリと争うようにお乳を吸い始めました。小さいけどとても元気な女の子でした。

その間もセージの救命処置は続いていました。何度も鳴き、動き、私たちは信じて待ち続けたのですが、先生から、もう助けられないと告げられました。セージは酸素吸入器のなかで心臓マッサージを受けながらなんとか息をしているという状態だったのです。それでも、私たちにはすぐに決断を下すことができませんでした。だけど、私たちがしてあげられるのは、母親の側で最後を迎えさせてやることだけだと思い、18時に救命処置を止めてもらいました。

パクの側に置いてやったとき、もうお乳を吸う力はなかったけれどまだ息はあり、パクはセージの頭を優しくなめてやりました。そしてかすかに身震いをして、セージは静かに去ってしまいました。母子が一緒に過ごしたのはほんの数十秒でしたが、いまでもセージはパクの大切な子供であり、またチビーズのメンバーの一匹だと思っています。

実はこの日は休診だった病院に私たちは3時間もお世話になっていました。次の急患さんもいらしたため、残る2匹は自宅出産することにして、一つの箱に3匹の仔犬を入れいったん帰宅することに。帰ってすぐにセージを小さな箱に寝かせ、パクに気づかれないように隠しました。

次の陣痛がすぐに始まりました。リビングには数日前から産箱用にと大きなバリケンを置いてあったのですが、パクはお気に入りのソファとトイレシートをいったりきたりしてバリケンには近づく気配なし。結局ソファの上で破水してしまったので、慌ててタオルを敷き詰めてやりました。

18時30分、第四子、タイムが産まれました。
羊膜に包まれたままタオルで受け取り、キッチンに置いた洗面器の中で胎盤を外し、隣の洗面器で身体を洗い、隣に重ねたタオルの上でへその緒を切って、先生にもらった止血セットで消毒、へその緒を結びました。perkyがそのままタイムをお風呂場に連れて行き、両手でしっかり握ってブンブンと振り、鼻と喉に詰まった水を取り除きました。もっと慌てるかと思っていたのですが病院で見ていた通りにやったので、初めてにしてはスムーズだったと思います。へその緒がケーブルみたいに固いなんて知らなかった。でも、ヘソの緒の縛りがゆるくて外れてしまったため、perkyがきっちり縛り直してくれました。

タイムを連れてリビングに戻ると、パクチーは興奮して部屋を走り回っていたようで、床もソファも血と羊水でたいへんなことに。。。自宅出産の際は、子供の世話に2人、母親の世話に1人いると安心だと思いました。帰宅後も病院の先生から何度も連絡をいただき心強かったです。

次の陣痛は時間を置いて21時過ぎに始まりました。ローズマリーとタイムのときと違い、なかなか産まれてこず、いきむたびにパクチーが苦しむので心配しました。それもそのはず末っ子のペッパーがいちばん大きかったのです。

21時半、ついに第五子、ペッパーが産まれました。
タイムと同じようにへその緒をしばるところまで処理したところで、ペッパーがぐったりしていることに気づきました。perkyが慌ててお風呂場に連れて行って何度も振って気管の水を取り除き、口移しで人工呼吸、そして心臓マッサージを施し、ようやくペッパーは呼吸をはじめたのです。あらかじめ病院で先生の処置を見ていなければ、助けられなかったかもしれないなと思いました。こうして、パクチーの出産が終わったのです。

病院に無事出産の連絡をし、部屋を片付け終わったころには、人間二人は疲労困憊してぐったりしていましたが、パクチーはソファの上で子供たちにお乳を吸わせながら幸せに満ちた表情でくつろいでいました。
b0035072_22573335.jpg
明日につづく。

文責:Patことm
[PR]
by perky_pat | 2009-10-24 23:17 | あにまるs | Comments(0)
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